矢倉喬士のレビュー一覧

  • きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする

    Posted by ブクログ

    1992年生まれのアフガニスタン系アメリカ人、ジャミル・ジャン・コチャイによる連作短編集。

    ゲームが好きならこのタイトルと表題作は惹かれるものがある。かくいう自分もここ数年はゲームはめっきりプレイしなくなったが、かつては結構なゲーマーであった。
    当然『メタルギアソリッド』シリーズも熱中した口で『ファントムペイン』発売時には寝る間も惜しんでミッションをこなしていた。
    この表題作は、アメリカに住むアフガニスタン系アメリカ人の少年が、無職の父を助けるために貯めていたバイト代を、その日発売日だった『メタルギアソリッドV』に充ててしまう。早速帰ってプレイすると、広大でリアルな世界が彼の眼の前に開かれ、

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    2025年04月15日
  • きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする

    Posted by ブクログ

    それなのに、あなたがたはどこへ行くのか?
    ──クルアーン 81章26節
     
     
    YouTubeチャンネル『けんご小説紹介』でスケザネさんが紹介していた本作。
    そのタイトルのキャッチーさに興味を擽られ購入。

    いざ、読んでみると…世界観を理解するのがなかなか難しい短編集でした。
    表題作になっている『きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする』と『サルになったダリーの話』は個人的に好き。

    だけど、全作イスラム文化圏をバックグラウンドにした短編集であり、それらの文化や宗教観、そしてイスラム圏の寓話なども用いているということで、それらをある程度知っている方が読みやすそう。

    アフガニス

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    2025年07月07日
  • きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする

    Posted by ブクログ

    短編集
    アメリカからアフガニスタンへの思いをのせて,いろんな形での文章,文体のアプローチが面白い.
    現実のゲームプレイが妄想と混ざり合って進む表題作,どんどん届く宅配便の「差出人に返送」突然サルになった息子と母を描いた「サルになったダリーの話」が良かった.

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    2025年05月23日