髙橋碁飯のレビュー一覧
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孤独を埋める仲間との日々。ここで埋まった喪失が、埋めてくれた人たちが奪われたり、離れたり、裏切られたりして、大太郎の孤独がより深い闇の中へ堕ちてゆくのかしら、なんて黒いことを考えてしまう。
先々の展開をなんとなく予想しながら読むのですが、ついつい暗黒面を想像してしまうのは、自分の悪い癖であると自覚はしています。
だって、その先の、一寸先の闇を超えた光があるから、あると願っているから物語の魅力になっていると信じているからです。
暗黒面から戻れずに、徒花みたいな立ち位置になってしまって処理される、という展開は、あまり好きではないんだよなぁ。
そんなことを考えながら読んだ「ダイダラ」2巻。今後の展開の爆発に向ける助走をしている最中の2巻です。 -
Posted by ブクログ
サイバーパンク妖怪アクション漫画の「ダイダラ」。
舞台は近未来なんですが、何というか『怪物事変』みがありますな。
主人公の意思が空っぽではなく、ちゃんと目的意識があるのが違いではあるし、自分の異能についての向き合い方とかも全然違います。
でも、異能をもつ故に社会に馴染めずにいた個人が、仲間?や友人?との関係性で、新たな自己を構築し社会と繋がり、その先の生きる目的を見出してゆく、というのは同ジャンルの構成だと思います。
空っぽな夏羽と違って、大太郎はため込んだものがあるのですが。
空っぽではないか。感情の表現が希薄すぎてそう見えるだけだもんな夏羽は。
帯の煽りはだいぶ大上段に構えたもんだ、というのが正直な感想。ただ、その煽りに乗せられて読んでみるかとなったので、成功していますね。
『AKIRA』はだいぶ昔に読んだきりなので、記憶が曖昧。全集完成したら、その時に一気読みしようと思っています。
巨人妖怪のだいだらぼっちの「ぼっち」が、大太郎の孤独さ。それがタイトルのように取れる日が来るでしょうか。
あれだヨルシカの思想犯。他人に優しいあんたにこの孤独がわかるものか、死にたくないが生きられない、だから詩を書いている。
この「死にたくないが生きられない」の部分を抱えている大太郎の物語だ。