掛川直之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかった。多くの人に読まれてほしい。この本の導入部にあるように、わたしはそもそも全人可能性としての考え方と犯罪抑止との二つの目的から死刑には反対だし前科者支援を支持してる
ホームレス支援もそうだけど、誰でもどんな人でも自分の意思とは無関係に罪を犯してしまう可能性はゼロではなくてとても些細な発端で犯罪者になることはあって、法に触れずに生きてこれてるのはたまたまなんだし。
異常犯罪とかの場合は、その人間を分析することで遺伝子上や脳機能上で原因が判るかもしれないし、類似犯罪の犯人の成育環境を分析することで原因につながる何かの共通項が見つかるかもしれないしさ
再出発支援とせっかく目 -
Posted by ブクログ
【目次】
Ⅰ 犯罪行為をしないことがあたりまえの生活に
第1話 「やっぱ食べられてたから。する必要がないっていうか」
第2話 「悪いことやめたほうがいいんじゃないかな。悪いことやめるんだったら今日からやめるかみたいな」
Ⅱ 犯罪行為を手離すために
第3話 「自分みたいなボロボロの人間でも最初から大事にしてくれた」
第4話 「毎日お風呂に入って、好きなときに横になってとか、ごくあたりまえの生活。その生活を守りたいから仕事をする」
Ⅲ 犯罪行為経験者を支えるために
第5話 「加害者って何も思わないけど、被害者ってこんなに悲しんでるんだ」
第6話 「悩み事がなくなっていくことっていいこと -
Posted by ブクログ
新書の「贖罪」を読んで、おおよそ似たテーマの本著にも関心を持ったのだが
インタビュー形式での生の声に近いかたちというコンセプトであるためか、改めて前著の文通形式でのやり取りの中で醸成された思考の束のようなものが稀有なものであると感じられた。
エピソードとして興味を惹かれるものもあるが、生まれや家族構成から辿り、罪を犯す過程からその後のあり方を捉えるにあたって、支援者の存在について焦点を当てているとはそれほど感じられず、以前見た受刑者特集の番組の構成について「受刑者としての生き方にフォーカスがなされていて、被害者への向き合い方(贖罪)について触れられていないのではないか」といった視聴者の声があ -
Posted by ブクログ
罪に問われた人の支援に焦点を当てた本、なので贖罪がどのように行われるか? といった事は書かれておらず、彼らをいかに連鎖する犯罪行為から救うか、どうやって社会復帰させるか? が書かれているが、当事者のインタビューに関しては「でもあなたの犯罪で傷つき、怒った人いますよね? 怖くなった人いますよね?」と口調強く問い詰めたくなった。
彼らにも様々な背景があって、悪事に手を染めたというのはわかるし、そういった負の連鎖から人を救い出すの支援をしている人たちがいる、というのは興味深く読めた。ただ、やはり生きてさえいればどんな人生でも笑える日も小さな幸せを実感できる日がある。犯罪に巻き込まれ、亡くなった