山森英輔のレビュー一覧

  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    簡単に感想を書くことはできない、このヒグマは加害者であり、被害者ではないだろうか。
    私はそこに住んでいないから、現地の人の恐怖も分からない。だから浅はかな感情や知識ではこの出来事は語れない。ゆえにメディアの伝えるべき責任は大きい。
    oso18を駆除したことが分かった後の人々の動きは怪奇である。まさに人間が一番怪奇なのかもしれない。

    いろいろ考えさせられるな......。

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    2025年04月06日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    OSO18(オソ18)と名付けられたヒグマ。
    道東地域、標茶町を中心に2019年から4年にわたり牛を計66頭襲った。足形の横幅が18センチである事から大型のオスと推定された。一度に複数の牛を襲う。殺して食べるだけでなく怪我をさせるだけだったり、まるで、襲う行為を楽しむかのように。人前には姿を見せず仕掛けた箱罠も簡単に破り、2度とかからない。人々はあらゆる手段で捕獲、駆除を試みる。

    異形のヒグマ、確かにそうだ。
    草食と肉食両方兼ね備え、知恵もある。
    広い地域に出没し、国道272号線を何度も横断している。無人カメラに写り込み、足形、糞があればその痕跡を追うが、見つからない。
    「オレが仕留める」腕に覚えのあるハンターはそう思ってただろう。
    人々がOSO18に対して抱く感情も複雑だ。憎しみ、恐れと同時に尊敬の念もあったかもしれない。
    便宜上、この個体をOSO18と名付けた事により、恐怖が増大したという見方もなるほどと思った。
    そして
    結末が凄く興味深い。それはそれで伝説になりそう。

    先日、裁判で猟銃保持の権利を取り戻した熟練ハンターが記者に熊との共存を問われ、
    「そんなの無理。熊の頭を撫でてみろ。お腹から食われるんだよ。」と一蹴していた。
    遠く離れた地域に住む私はハッとさせられた。現場の実情を伺い知る。ヒグマの地域に住む方、携わる方のご苦労を実感し敬う。できる事はそれぐらいか。
    そろそろヒグマが冬眠から起きる時期にさしかかる。被害が出ない事を祈るばかりだ。

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    2026年04月04日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    NHKの番組でOSO18を知りました。この本を読んで、「熊嵐(吉村昭さんの作品)」とヒグマのイメージが少し違うと感じました。

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    2025年08月15日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    人間側支店によるヒグマによる酪農業、畜産業の被害を考えると、ヒグマは全滅させてもいいのではないかと思うこともあるが、もともとは自然界に生息していたヒグマの生態を、人間が人間側の都合で破壊していることを考えるとなんとも言えなくなる。これからも共存の道筋を考える必要があるであろう。猟師さん達が、現代文明を用いながらも、狩猟の大変さを感じられた。そして、猟師さんの技術を次の世代へ受け継がないといけないが、なり手が少なくなってきていることへの課題も感じる。猟師さんリスペクトです。

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    2025年08月13日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    ネタバレ

    手に取るきっかけはラジオ内砂鉄堂書店の砂鉄さんの話を聞いていた息子の頼み。9歳には難読漢字が多く、ほぼすべて読み聞かせた。

    評価は2か3で迷う。正直2だけれど、綿密な取材に敬意を表して3に。

    NHKの2人のディレクターの取材記録。
    これはノンフィクション?
    OSO18を実際に目にできなかった2人だから仕方がないが、エピローグがポエムすぎる。OSO18の最期の描写(2人の想像)などはテレビ用の絵コンテを書き起こしたよう。
    それ以外にも、ところどころがかなり客観性に欠ける決めつけのような表現があり、つっこみたくなる。自分たちをかっこよく書きすぎなのかもしれない。

    ノンフィクションとしては微妙だけど、ネットニュースより詳しくOSO18のことを知りたい人には一読の価値があると思う。

    さて、OSO18はあっけない最期の一報も記憶に新しく、映像でも文筆でも題材としてはおもしろいに決まっている。

    テレビ番組制作のため、謎のヒグマOSO18の姿とその捕獲の瞬間をどうしてもカメラに押さえたい2人。OSO18を通して、人を撮るのだと。

    テレビ番組をつくることへの執念のみで動くNHK2人は、町の安全のために駆除に奔走しているハンターたちと気持ちがすれ違う。かなりあからさまに避けられているが、その理由は書かれていなくてぼんやり。謝罪したとは書いているが、NHK2人が何をしたか書いたらいいのに。ノンフィクションぽくないのは、そういうとこだぞ。

    矛盾もある。藤本さんが入院している期間に、藤本さんがOSO18を目撃した、との記録。一時退院してたのかな?だったら書いて欲しい。退院祝いの焼肉の盛り上がりにいまいちついていけなかった。

    プロデューサーの「テリー伊藤」発言でのNHKのノリがわかる記述は良かった、ちょっとズレているテレビ局の人たちって感じで。NHKの軽薄なノリがハンターに受け入れてもらえなかったのかなってぼんやりと浮かび上がる。

    テレビではOSO18を通して人が描かれていたのかもしれない。
    でも、この本ではNHKや2人の仕事や世間からどう思われているか、そこも浮き彫りになっているように思う。

    ハンター側の藤本さんもOSO18の顛末を書かれているそうなので読んでみようと思う。


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    2025年06月19日
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの

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    NHKのこの番組は見てたけど、見えない裏側はこうなってたんだね。異形のヒグマを創りだしてしまった人間。これからもOSO18みたいなヒグマは出てくるんだろうなー。これを踏まえてまた番組見たい。

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    2025年04月25日