外国語の持つ種々の音自体に幼い頃から関心が
高かった。文字にも興味の対象が拡がり、様々な 世界で使用されている文字に触れたくなった。
本書は、ミャンマー語をゼロから始め、必須文法事項等を押さえつつ、初歩的なテキストを読むために必要な基礎体力を養成するのに最適な基本テキストである。
全部で20のレッスンが用意されている本書は、
はじめの8レッスン程度はミャンマー文字に関する知識等を丁寧に提供しつつ、文章自体も短い印象を受ける。
ちなみに、はじめの8レッスンまでは、一つの文章の近くにミャンマー語を発声するうえでの発音記号が付されている。しかし、9レッスンから20レッスンまでのスキットに関しては、巻末にて一括して発音記号を確認できる。
また、本書には、日常的に使用する口語表現等も収録されている。まずはその外国語の持つ音を体に沁み込ませることが外国語を学ぶうえでは重要であると思うが、ミャンマー語発信力を養ううえにおいても、これらはよきスパイスとなってくれるだろう。
なお、本書には、巻末にて本書に掲載されている約800の単語やイディオムがリスト形式で付されている。
それぞれの単語等に発音記号が記されているが、音源もあわせて確認できると、初学者が装備する無二の心強い武器となるはずだ。
個人的には、ミャンマー語は、少なくとも現段階では非常に魅力的な文字を有する学ぶこと自体が楽しい言語の一つだ。フリマサイトにて主にミャンマーの子ども向けに編集された文字練習帳も購入した。
本書を通じて、ミャンマー語学習のスタートライン立つことができた。同時に、ミャンマー語学習に係る良心的なサイトも今回知った。
AI時代といわれる現代に生きる私たちには、だからこそ、自分の言葉で意思表示等をするための表現力を身につけることが重要なのではないだろうか。
本書タイトルは『ビルマ語』と表記されているが、現在の慣習等にあわせて本文においては、『ミャンマー語』と表記した。