月島真昼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
姉のたむに行動する本谷は、優しいなーって思った。けど、それは結果的に優しいと言うことであって、実際には、姉への復讐心や、面白さ、延命願望など、色々な感情の中で行動した結果、総じて「優しい人」という評価になる。
その意味では、著者は、「実際」を描くのが上手いなーって思った。物事の結果に至るまでは、実際にはこんな感じで進んでるんじゃない?って言うのを小説で描いてた。そこを丁寧に描いてたことが、この小説の面白さだと思う。
その一方で、相羽との関係を描いたのはどういう意図があったのだろう。トランスジェンダーの女性との関係により、何を描きたかったのだろう。
でも、たぶん、著者は「優しい人」なのだと思う。ただその優しさをうまく出せない不器用な人なのかもとも思う。知らんけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ話のテンポが良くてあっという間に読み終えてしまった。表題作である『姉が壊れた。』と『どんどんキミに似てくる』の2作が収録されている。
『姉が壊れた。』は、バリバリ働いているはずの姉の家に貸していたSwitchを取り返そうと姉の家にやってきた主人公である本谷敦。姉の家のインターホンを押した時、姉はまさに今練炭を焚いて自殺しようとしていた。という物語の始まり。これからどうなっちゃうの?と一気に物語に引き込まれた。姉は職場でパワハラ被害に遭い、元の性格とは全く違う姉になってしまっていた。敦は大学の教授と協力して会社に対して訴訟を起こそうとする。結構重めな話なのに、敦の口調が軽いのでスラスラ読めてしまった。
『どんどんキミに似ていく』
学生時代の憧れの女子生徒であった雪川陽子。ある日彼女の子供だという少女が主人公の家までやってくる。憧れだった雪川陽子に似た少女をミニと呼び、2人で過ごすようになる。
こんなことあるだろうかと思いながらも、歪んでいるような純愛なような不思議な感覚だった。