穂花のレビュー一覧

  • 穂花 「籠」

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    これは、すさまじい本でした。
    著者である穂花さんの人生ももちろん壮絶なのだけど、一七四ページあたりからはじまる、私的な母へのメッセージがすごい。この本に賭けている思いが大きすぎて、なんともいえない気持ちで読んだ。
    このひと、こんな人生を歩んでいたんですね。壮絶な人生だったからこそ、誰も信じることができなくなった。誰も信じることができなかったからこそ、籠の中で、飛び立つことがいままでできずにいた。
    最後にあった「今でも、私は、お母さんを愛してます」が胸にズシンとくる。穂花さんのいうとおり、本書の続編があるとしたら、穂花さん自身の人生なんでしょう。
    表紙に「Mama, I Love you」って書

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    2014年07月03日
  • 穂花 「籠」

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    ネタバレ

    本の中では、一切明示されていないが、これは「部落」の本だ。誤解しないで欲しい、差別じゃない。中上健次の「岬」を思い出して欲しい、「部落」という場が持っている「負のオーラ」が場に蔓延し、さっきまで普通に喋っていた友人が殺し・殺される。この本でも、穂花は騙し、さらわれ、虐待される。その背後に、計り知れない重苦しい「磁場」の存在を感じる。それでも、読後に残るものは決して不快感や不条理さだけではない。なぜなら、穂花自身が出自や環境のせいにして、自分の人生を決して投げなかったからだ。

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    2011年03月17日
  • 穂花 「籠」

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    施設入所、誘拐生活、性的虐待、家庭内暴力、借金800万、騙されてAVへ…… 家庭不和と親子関係が子に与える影響力の大きさを感じました。「死ぬほうが楽。だから、私は、生き抜く。」 この言葉にこめられた、悲しさと強さ。

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    2013年03月25日
  • 穂花 「籠」

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    AV女優として頂点にも立った著者のあまりにも衝撃的な半生を綴った一冊。人の弱さ儚さそして強さを思う。著者の今後の活躍を願わんばかり。

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    2011年11月05日
  • 穂花 「籠」

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    穂花さんの壮絶な自伝です。

    “本当は誰にも読んでほしくない”という言葉が印象的でした。
    「籠」というタイトルがすごいなとも思いました。

    単純に作品を見ていられなくなってしまいそうです。

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    2010年10月08日
  • 穂花 「籠」

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    ネタバレ

    性的虐待をした“あの人”との関係がよくわからない。
    彼女にとってはこれを世に出すことが重要だったのだろう。

    比べてしまうのは違うかもしれないが
    ファザーファッカーを読んだ時の衝撃度には届かないかな…

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    2011年06月23日