藤原貞朗のレビュー一覧

  • ルーヴル美術館 ブランディングの百年

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    ルーブルは憧れであり、今もサモトラケ島のニケを見た感動が忘れられない。絵画ももちろん好きだが、それ以上に美術館そのものが好きだ。そんな私にとって本書は面白すぎる。王室のコレクションから市民に解放される流れや、戦時中の状況、印象派の受け入れやモナリザの渡米等、知らなかったことだらけ。読んでよかった。

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    2025年02月19日
  • ルーヴル美術館 ブランディングの百年

    Posted by ブクログ

     世界を代表する芸術の殿堂であるルーブル美術館を軸としながら、フランス近代〜現代史を概観する書。かつて王室や富豪が独占していた美術品を、全ての「市民のための美術館」であるルーヴルに収めるという一見リベラルで開かれた政策を掲げながら、文化的には保守的なフランスという国が、その膨大な文化的遺産をその時々の国家的ヴィジョンに沿った形で最大限に活用してきた経緯が仔細に描かれている。
     
     本書中盤にある、戦後ナチスドイツの占領から解放されたフランスが、戦時下の保守的なスタンスを払拭すべく当時ルーヴルで施行されていた印象派の伝統的絵画史への包摂政策を放棄した、という見解はやや牽強付会にも映るが、本書全体

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    2025年08月22日
  • ルーヴル美術館 ブランディングの百年

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    「芸術は美術館が創る」
    確かに作品を評価するのも権威をつけるのも、また没後、忘れられないようにするのも美術館。そして、その美術館は人であり組織であるため、欲望に際限がない。その中でもルーブルという大国がブランド力を武器に戦い続ける姿を伝えてくれる。
    自分の好きな作品、作家のために微力ながら戦うぞ!?

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    2025年02月09日
  • ルーヴル美術館 ブランディングの百年

    Posted by ブクログ

    なぜルーブルに人は集まるのか
    それは年月をかけて、国の維新をかけて
    作られてきたからということがわかった

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    2025年01月31日