田中みゆきのレビュー一覧

  • ルール?本

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    ルールは道具でうまく使うことで自由になれる可能性がある。元は「ルール?展」という展示会をまとめた本なのだが、面白いのは「ルール?展のルール」という覚書の部分。ルールの良し悪しは創作する側と運用する側の成熟度によるのだと思った。特に運用。ルール自体は悪くないが、運用が目的が課題の禁止に偏るとなんと相手も守らせねばと監視に陥る。そういう危うさがあるのだ。ルールがなんのために作られ、誰のためにあるのか。対立する者同士が場に集まる場合、どんな人にどんなふうに価値を提供するのか伝える工夫も大切なんだなと思った。

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    2024年10月16日
  • ルール?本

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    ルールがあることで、多くの人が安心して、自由に生きることが可能となっている。

    ルールは問題から生まれ、ひとつのルールを実行することが他人の利益や欲望と矛盾したり、さらに別の問題が表れてしまったりする。だから、ルールを事項することで刻々と変化する状況を常に観測しながらアップデートすることを前提とする必要がある。

    ルールリテラシーとは「ルールの理解度を上げようと自ら勉強したり、教育や啓蒙の重要性を説いたりするアプローチ」を指す。一方、ルールコンピテンシーとは「ルールについて対話し、意見を言うなど行動し、参加・関与していくという主体性や行動特性」を指す。このうち、ルールを自分事としてとらえる視点

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    2025年01月05日
  • ルール?本

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    法律や条例に限らず規範や習慣などあらゆる意識的、無意識的な「ルール」について取り扱った展覧会をベースにそれらのあり方について見ていく
    展覧会の内容に関する部分はやはり本で読むだけではあまりピンと来なかったが、途中に出てくるコラムや最後の展覧会後の対談はおもしろい
    「ルールを作る方が明文化しないよりもコスト高いが守る側からすると明文化されないほうがコスト高い」というのはその通りだなと思ったし、社会論や組織論に繋がるなと思った

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    2024年10月01日
  • ルール?本

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    ネタバレ

    ルールが増えて生きやすくなっている時代である一方で、それによって手に届きにくくなったものも多くあるのではないかと思っていたところ、改めてそれらを捉え直せるのではないかと期待してこの本を手に取ってみました。

    著者にデザイナーが関わっていたのでもしかしたらデザインに関する内容を期待していたのですが、思ったよりもそれに関する内容が少ない印象だった。
    どちらかと言うと、法律などの公共的なルールに関する話が多かった。

    この展示に関連するWEB記事も多くあり、そちらの方が個人の生活に落とせるような内容も記載されているので、とても参考になりました。
    特にクリエイティブに関わる仕事をしているにとって、見直

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    2024年08月01日
  • ルール?本

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    思ったよりワクワクしなかった。読み手である自分の状態のせいだろう。読んでいくうちに説教されているように思えてくるから不思議なものだ。実際に展覧会?にいけば、また感じる世界も違うのだろう。本書によればかなりの盛会だったようだ。生活の中に馴染んでいるルールを意識的に捉えることで新たな認識や工夫、思い込みへの気付きが生まれる。テーブルのこの場所に座るのも自分ルールだけど、それは100%自分で決めているわけではなく環境からガイドされている、なんて話はよくする。個人的にはルールは制約として機能する考え方が好きだ。

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    2025年10月27日
  • ルール?本

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    ●ルールとは、自由を縛るものというイメージはないだろうか。確かに一つの側面として、ルールは不自由さを強いるものになりうるだろうが、人がルールを求めるのは、より豊かに円滑に社会を生きるためではなかろうか。本書は、人が生きる上で意識せずとも当たり前のように存在するルールというものを、本書を読む人に意識させ、考えをめぐらせるきっかけとルールに対する新たな視点を与えてくれる。

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    2025年02月12日
  • ルール?本

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    ルール展という展覧会があったことを知らなかったけど、写真などでかなり詳しく説明があり、雰囲気が伝わってきた。
    今までルールと感じていないこともマジョリティであるが故だという気づきなど、いろいろ考えさせられて興味深かった。

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    2024年10月10日