中村三加子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知る人ぞ知る、のデザイナーですね。いわゆる有名ブランドではないし量産メーカーでもない。私は残念ながら青山のサロンには縁がなさそうですが、カジュアルラインと紹介されているラインはたまに見かける程度には知ってるといったところです。
美しい服とは何か。こちらのファーストラインの服がマスターピースとして載っていますが、それとこちらの服の作り方がこのデザイナーとしての答えでしょう。短期間で使い捨てする消耗品としてではなく、流行に左右されることなく長く着られるものであること、そのためには上質な素材であることも必須でしょう。そういう意味で、こちらの服のデザインは、単なるパターン(型)ではなく、英語のデザインという言葉の意味に近いかもしれません。あとは着る人がどう身につけるか、着こなすか。身につける服本体の装飾は極力なし、装飾はアクセサリー等で付加するもの、と私は思っているのですが、私のその考え方に近いですね。山岳画家であったおじいさまのボタニカルアートが載っていますが、彼女の作る服はその流れを汲んでいるように見えます。キッチン用品で有名な柳宗理のデザインにも通じるのではないでしょうか。
ところで。マスターピースの中に夏に着られるお洋服がありませんね。長袖ワンピースがありますが、少し胸元が開いていて、袖が長いことでバランスをとっているように見えるので、これを夏向きに半袖にするのはちょっと違うような。コートというアイテムは私も大好きだけど夏には着られない。
こちらのお洋服が好きで、デザイナーの考え方やポリシーに関心のある方向けとして★5つ。