林浩康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こういうのを里親斡旋団体が書くと内容がドギツイ香りを放つ黒紫色のお花畑になるので客観的な立場から現状を分析してくれる方がいて良かったと思う。里親になっていざこども引き取ろうってなる時に、自子を授かることができなかった慰めとして里子を引き取る家庭と、自子が1人しかおらず兄弟姉妹目的で里子を引き取りたい家庭とで発生する問題が全然違うのは興味深いなと思った。関与者(特に里親の親族)が多ければ多いほど調整は大変な訳で、様々なケースを本書の中で紹介してもらえたのは良かったかな。
里親の里子への接し方は、自子を持つ親も見習うべきだと感じる場面が多々あった。こどもが安心できる場所を作る、自分の人生に関わる