伊藤竣泰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
三宅香帆さんの帯文で手に取った。
都内で会社員をする著者が、10年に渡って集めた、話し手が面白いと思っているのに聞き手側からするとまったく面白くない147の話。
面白くしようとして一歩も引かないために女性との会話がチグハグになってしまう男性が多い印象。
戦国時代、コンサル、、男女の日常会話で使うには少々香ばしいワードが飛び交っている。会話内での雑な扱われ方を「気を遣わずに話せる仲」「ワンチャンあるかも」に脳内変換しながら年下にナメられている&興味ゼロという現実を「それでもオレには面白さがある」というプライドで覆い隠してしまいたい意志も伝わる。
説明が上手い。
マリオとかポケモンし -
Posted by ブクログ
自称「面白くない話マニア」の著者が、日常生活の中で耳にした市井の人たちの日常会話のから蒐集した「面白くない話」をまとめて寸評を加えた本。
具体的に「面白くない話」とはどのようなものか。本から一部引用してみると
> いや~オレ、前さ、『言の葉の庭』の舞台になった公園行ってさ。あそこって実際のほうがさ~(うんたらかんたら)・・・・・んで、何かオレも書きたくなっちゃったよね(笑)。読みたいよりも書きたいが先に来るっていうか(笑)。
> 何も書いたことないのに、よ?(笑)
とまぁ、このような感じのタイトルに偽りのない面白みのない話が147編収録されている。
「面白くない話」を集めた