伊藤綺のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
近代のTNT等の火薬ではなく、「黒色火薬」についての歴史をまとめた書籍である。
著者はイギリス人であり、「火薬の発明は西洋ではない」という点を驚きのポイントとして繰り返し強調しており、ヨーロッパから見た東洋(主に中国)の一般的な評価が伺えた。
記載は黒色火薬がどのように生まれ、どのような経路を経てヨーロッパにもたらされ、どのような兵器として活用されたかを地域(中央アジアのイスラム世界、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ)ごとの時系列で紹介しており、推察の事項も多いが全体の流れを知ることが出来た。
また、どの世界でも「硝石」を得ることが課題となっており、そのために各政府がどのような手法を取ったのかを