桂木優のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    41人が立ち向かった台風10号とその後の鉄砲水。自然を前に人間の力は決して強くはないかもしれないが、支え合い、協力することで大きな困難も乗り越えられることを感じられる。
    展開も早く、一気に読み終えました。

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    2025年04月20日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    1982年の台風10号。南アルプスの北岳の両俣小屋。未曾有の豪雨に取り残された小屋番、登山客41名。増水する渓流に小屋が浸水する中、脱出し生還するまでを描いた感動作。

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    2024年12月09日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    もう圧倒的。1982年に南アルプス標高2000m地点にある両俣小屋を襲った台風の中を生き抜いた小屋番と若きワンゲル部大学生を中心とした人々の壮絶なサバイバル記録。

    いやー自然って怖い。著者が自分の事を"私"と表現せず、"小屋番"と言っているのが語りに客観性を与え、更に読者にもある意味感情移入をしにくく事象を正確に捉えようとする冷静な者の視点を与える。

    極限な状態でのリーダーとしての決断、体力、責任感を学べる。そして小屋番の覚悟を追体験出来る。読んでる最中ずっと小屋番と学生達を応援したくなる。超オススメ。

    帯にも引用されている以下の言葉がすべてを物語

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    2024年11月17日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    昨年、他の本で絶賛されていて興味をもち、
    ようやく高幡不動にあるカフェまで行って購入しました。復刻版がでたのですね。納得です。

    あんな深いところまで行ったこともないし
    これから行くこともないであろう場所の
    地形がリアルに思い浮かび
    一気に読んでしまった。
    ワンゲルに在籍し活動していた時代の
    独特な空気感が本当によくでていた。
    恐ろしい災害に直面するなかで
    それぞれのとる行動が本当に細かく
    描かれていて、引き込まれる。
    読みながら聡明な判断を下す男子学生には憧れに近い気持ちが湧くし、追い詰められる小屋番さんには寄り添いたいたくなる。

    手放したくない本です。

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    2024年08月01日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    ネタバレ

    新人の小屋番だった星さんが、迷いながらも冷静に判断し、登山者たちと協力して全員を無事に生還させたのは本当に見事だった。経験したことのない規模の水害の中で、恐怖を抱えながらも行動できた精神力には圧倒された。登山者たちの勇気や団結力も素晴らしく、生き延びるために全員が持てる力を尽くしたことが伝わってきた。

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    2025年10月30日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    ネタバレ

    現地に行かないと手に入れられないと思っていた本が普通に手に入った。

    1982年の話で、文明の利器的に今とは少し状況が違うけれど、質の高い実録ということでとても貴重な本だと思う。

    払ってもいい金額:1,000円
    貼った付箋の数:0

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    2025年07月20日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    手あかにまみれ、雨に打たれ、しわをつくり、見にくくなったこの地図は何を語ってくれるのだろう。

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    小屋番役立たずすぎだろ!
    2年目とは言え、プロなんだからさぁ…。パニクったら人間こんなもん、ってのがリアルなのかな。でもそうならない為に事前にシステム構築するのがプロなのでは、、、モヤモヤ、、
    ま、数多の至らなさをご本人が包み隠さず吐き出す話なんだろけどさ。

    愛知学院大めっちゃいいヤツ……!
    頑張り屋さんの三重短大も、控えめだけど頼りになる新潟大も、屈強な同志社大も、要領のいい東北薬科大も、九州の社会人パーティーもみんなすっき!!!
    パーティーの力って凄いなぁと。思い遣り大事。

    結局何事

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    2025年06月05日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    台風の直撃、嵐の中でビバーク、山小屋に戻ったものの、再度別の小屋に向かう。疲労困憊した41人が亡くなる事なく生還したのは奇跡。生半可な気持で登山してはいけないと強く思う。そしてこういうとき人の本性は現れるのだな。

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    2025年05月20日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    昭和57年。南アルプスにある山小屋を台風が襲い、山小屋崩壊の危機に陥る。そこから脱出し、安全な山荘まで嵐の中、尾根を歩き続けた若者たちの記録である。作者が山小屋の小屋番で、実際に遭難・避難しているだけに、臨場感が凄い。最後無事辿り着いたシーンは感動した。

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    2025年05月13日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    すごい生々しい記述で、読みながら自分もその時にいるかのような追体験。取材力がすごい著者なんだろうなと思ったらまさかのご本人でした。そりゃあ生々しい文章になるわけだ。

    自然の脅威とか人の生命力という文字を目にはするけれども、本当に凄いことなんだな。
    とにかく凄い。
    タイトルの通りの結果にはなるのだが、そこに至る過程がすごかった。人という存在の力強さ。他人を思いやる時に湧き出す力。素晴らしかった。

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    2024年12月12日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    昭和57年8月、日本列島を襲った台風10号は、南アルプス両俣小屋にも襲いかかった。
    両俣小屋には新米管理人と学生山岳部員等41名がいた。

    本書はその当事者たちの過ごした嵐の中の全記録。
    好天だだた山小屋が台風に飲み込まれ、さらに風雨に翻弄された数日間。経験と準備と、訓練、気力、そして運は、41名全員の命を救った。
    本書を語ったのは、当事者である管理人。
    その一部始終と、戦いの細かな記録、そして管理人が犯したミス(少なくとも本人がそう認識している判断)。
    読者はその記憶とミスを犯した悔恨を自らのこととして感じる。

    本書のような本が執筆される唯一の理由は、その災害を知り、自らがその立場に置かれ

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    2024年10月02日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    ネタバレ

    その時代のワンゲル部の空気感とか、山小屋の感じとかが印象深い。死なないって分かってたけど、死にそうな人が何人かいたんだけど無事に歩けて良かった。

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    2024年09月23日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    桂木優『41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の記録』ヤマケイ文庫。

    1984年に自費出版で刊行された『41人の嵐 1982年台風10号の一記録』を底本に文庫あとがき、文庫解説などを加えて再編集。

    樋口明雄の『北岳山小屋物語』にも登場した両俣小屋を運営する名物女将、星美智子が桂木優の筆名で描いた巨大台風により被災した山小屋からの脱出と生還を描いたノンフィクションである。

    『41人の嵐』の物語は、テレビ番組で再現ドラマ化され、紹介されていたので、おおよその内容は知っていた。

    しかし、実際に過酷な体験した当事者の文章は生々しく、当時は如何に危機的状況であったのかがうかがえる。

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    2024年08月05日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    携帯電話もない時代、電気も通らない山小屋で、巨大嵐に遭遇した41人。
    大半が、大学生。
    濁流が押し寄せ、山小屋が崩壊の危機に。
    その山小屋の、経験乏しい女性小屋番の体験記。

    まじで怖い。
    本気でやばい。
    大自然の恐ろしさ。

    のだが、最初から全員生還したとお知らせいただいてるんで、何となく安心して読めた。
    多分、素人文章なんで、それ故の生々しさ、臨場感はあるが、存外危機感が伝わらない。
    話者の視点がところどころ変わって、そこもまあ、我に返ってしまう感じ。

    こういうのって毎度思うが、優れたルポライターが聞き取って書いた方が、面白いんだよなあ。

    本当にみんな無事だったのは奇跡に近いと思うし、

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    2024年11月18日
  • ヤマケイ文庫 41人の嵐 台風10号と両俣小屋全登山者生還の一記録

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    1982年といえば、ホテルニュージャパンの火災があり、「ロッキー3」や「ET」が公開された年。「笑っていいとも」の放送開始に、CDが発売された年だったりで、
    ファミコンが発売される1年前の黎明期だからインドア系のアクティブ派はバンド活動とかしてた時代だけど、先輩は「遊び文化研究会」とゆうサークルで潜伏活動してたから第1世代のオタクがポチポチ認知されてた頃かなw
    そんな時代に遊び要素の強いアウトドア系サークルといえばワンゲル部。汗臭そうな山岳部よりも柑橘系デオドラントで、そこそこ富裕層の子女が集う感じがあるのですけどww
    これは、作中でてくる愛知学院大学ワンゲル部のイメージなんですけどね。
    この

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    2024年09月05日