宇野宮崎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ事故で恋人を亡くして以来、感情を閉ざしたまま日々を送っているフリーライターの夏乃子。
仕事に没頭しながらも、心の奥では過去に囚われ続け、前を向けずにいました。
そんな彼女の前に現れたのが、弁護士の黒田。
初対面から距離の詰め方は少し強引に見えるものの、軽薄さとは無縁で、驚くほど誠実で穏やか。
「一人で抱え込まないで、自分にも共有させてほしい」と言葉にしてくれる姿がとても心強く、
少しずつ夏乃子の止まっていた時間を動かしていきます。
亡くなった恋人への想い、指輪のエピソード、元恋人の両親との関係など、
喪失を抱えたヒロインの背景は切なく、読んでいて胸が締め付けられました。
それでも黒田は