ねこ沢ふたよのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女子力の低い薫が拾った猫モドキやマロンと出会って毎日が楽しくなっていく様子がよく描かれていたと思います。正樹や幸恵といった性格の悪い面々とは価値観が合わなかったのだと悟るシーンは淡々と文では書かれていましたが、切なさを感じる瞬間でしたね。
だからこそ、大学生の彼氏を見つけ、「おかえり」といった挨拶を交わし合う毎日に喜びを見出していく薫の姿が活き活きと輝いているように見えました。柏木との結婚がこれから先も上手くいくと願いたいものです。
また、ラクシュが死期を悟り皆の前から姿を消そうとするシーンはとても胸にくるものがありました。独り悲しく人生の最後を迎える……なんて展開にはならずに済んで、とて -
Posted by ブクログ
ネタバレ電車内で読むんじゃなかった!
第一感想はそれでした。
畳み掛けるようなコミカルな内容に抱腹絶倒、読書というのはこんなにも楽しくて笑えて涙が出ますっけ?というのが【拾ったのが本当に猫かは疑わしい】です。
モドキが人の言葉を話し、ビールを飲む姿を想像するとニマニマしちゃうし、動物の言葉を翻訳してくれるのとか、ステキすぎる!
失恋から始まったはずがいつの間にやら、周りを巻き込み幸せしかないストーリーとなり、そこまでの過程がまた楽しくて
それら、すべてがモドキの存在に繋がる
招き猫?福猫?
ビールあげるから家にも来てほしい!
この本はとにもかくにも、寂しい気持ちの時に読んでパワーを貰えるお話だと思って