オクタビオ・パスのレビュー一覧

  • 鷲か太陽か?

    Posted by ブクログ

    シュルレアリスム的(幻想的で少し悪夢的)な作品集。散文詩と短編小説が三十数作収録されている。メキシコの地名やこの地域の先住民文明であるアステカ文明のモチーフを織り込んだ作品が多い。
    「青い花束」は『20世紀ラテンアメリカ短篇選』(岩波文庫 赤 793-1)にも採録されている短編小説。この同じ短篇選に「トラスカラ人の罪」が採録されているエレナ・ガーロはオクタビオ・パスの最初の結婚相手。

    自分はアステカ神話に興味があり、ラテンアメリカ文学も少しずつ読んでいくなかで出会った一冊。ゆっくり噛み締めながらまた何度でも読みたい。

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    2024年07月16日