アジアねこ散歩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
猫を中心にイスタンブールの文化や人、料理などあれこれ詰め合わせてあり、まるでガイドブックのよう。写真が多く、文体も平易なため気軽に楽しめる一冊。昨年初めてトルコを訪れたが、イスタンブールは駆け足観光だったため、次回訪れる際には、本書でお勧めされていたスポットを巡り、猫メインの旅をしてみたいなと思った。
本書では主にイスタンブールの猫について書かれているが、地方都市に行っても猫は人懐こく、野犬も非常に穏やかなのは共通していて、国全体として動物が大切にされているのだなと感じた。
物価高によりトルコ国民の生活は苦しいと聞くが、人々は明るく親切で、どこか心の余裕を感じる。動物に優しくできるのもそ -
Posted by ブクログ
猫好きが憧れる都、イスタンブール。
写真集としても楽しめるこの本は、美しい街イスタンブールと野良猫たちの驚くほどに密接で愛に溢れた日々が綴られている。
想像できるだろうか??
この街では野良猫さんたちのシェルターが街のあちこちに用意されている。
ペットボトルを捨てると猫さんのゴハンが出てくるゴミ箱。
野良猫さんたちとの触れ合いを目的とした小学生の校外学習。
街を上げて犬猫の保護活動が盛んであり、自治体予算の1%は保護費用に充てられる。
公園の警備員さんは猫たちの体調管理もお仕事。もちろん排泄物の処理も…などなど。
とてもおおらかな国民性が垣間見え、かの国に思いを馳せる。
この本の素敵な -
Posted by ブクログ
僕がイスタンブールに行ったのはもう30年くらい前。その時、この街が猫の都だって話は聞いたことがなかった、と思う。撮った写真にも猫は写っていない。
本書によると、「2004年に動物愛護法が制定され・・・現在では、猫だけではなく全ての動物を"イスタンブール市民"として扱っている」のだそうだ。
街角でも、駅の改札でも、Cafe でも、レストランでも、本屋さんでも、もちろん絨毯屋さんや公園でも、街に一歩出れば"彼ら"に会えるらしい。彼らとの遭遇と、そのとても素敵な写真がたくさん。
猫好きにはたまらないフォトエッセイ集。これを持って、イスタンブールの