立田奨のレビュー一覧

  • ちょっとわかればこんなに面白い数学のはなし

    Posted by ブクログ

    文系で数学が得意ではない自分でも、数学の世界の不思議さ、奥行きの深さを楽しめる読み物でした!

    「微分」や「対数」とか、かろうじて覚えていた用語の意味を、例えば微分なら「未来を予測すること」だと、その本質をスパッと伝えてくれる説明が絶妙です。

    指数関数による爆発的増加を「栗まんじゅうが地球を埋めつくす」ことで説明したり、事例の選び方もコミカルでいい感じです。図版もわかりやすく、かわいいキャラに癒されます!

    フェルマーやアルキメデスなど歴史に名前を残している、数学者たちの仰天エピソードも楽しめます。
    ラマヌジャンの「タクシー数」とか、すごすぎる……。

    著者の数学愛が伝わってくる良書! 

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    2024年02月14日