ニシムミシャルのレビュー一覧

  • 秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948-2014

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    【我々の使命は,人々が確実に平穏に生活できるようにすることだ。それは戦略的にも戦術的にも脅威ではないかもしれない--だが,道義的な脅威なのだ】(文中より引用)

    建国から今日に到るまで,イスラエルの特殊部隊が実行に移してきた任務の内幕を綴った作品。安全保障のために奮闘した数々の記録と証言が収められています。著者は,スパイ小説の書き手としても名高いマイケル・バー=ゾウハーとイスラエル国営テレビの社長を務めたニシム・ミシャル。訳者は,英米文学の翻訳家として知られる上野元美。原題は,『No Mission Is Impossibe: The Death-Defying Missions of the

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    2020年06月01日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    世界最強のインテリジェンス機関と言われているイスラエル モサドの過去のエピソードが綴られている。
    ただし、単にエスピオナージを踏み越えた、国家権力としての国際法を踏み越えたオペレーション(拉致、暗殺)には、ただただ震撼するのみ。
    平和国家日本にとどまっているだけではイメージできないこの地球上で実際に起きた事実が体感できます。
    ただし、イスラエルの方が著者なので、その点は多少のバイアスを考慮した方がいいかもしれません。

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    2017年05月07日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    [事実は小説よりも危なり]その全貌については知られていないけれど、泣く子も黙るという形容がピッタリとくるほど圧倒的な存在感を誇る、イスラエルの諜報機関「モサド」。彼らが手がけてきた数々の秘密オペレーションの成功、そして失敗を徹底的な調査を基にしてまとめた作品です。作家としても活躍するマイケル・バー・ゾウハーとニシム・ミシェルによる共著作品で本書はベストセラーとなりました。訳者はミステリー作品なども手がけている上野元美。原題は、『Mossad: The Greatest Missions of the Israeli Secret Service』。


    スパイ小説顔負けの作戦の数々に驚かされる

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    2015年08月19日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    モサドの活動記録を綴った短編集である。建国まもない頃から最近2010年頃までの大失敗も含めた21事例を実名を挙げて、誰が決断し、どのように行動したかを具体的に手口を記している。よくまあ執筆出版を許したと思う。20カ国以上でほぼ同時出版もさもありなんと言う内容だ。あの事件はやはりモサドの仕業だったかとも思うが、巻頭の長官やテロリストなど関係者の写真が新旧さまざまに並んでいるのを見ながら本章読むと、現実は小説より奇なりという常套句が浮かんでくる。テロリストやあからさまに敵視する国々に狙われたイスラエルには生き延びるために不可欠な機関だろうが、時には作戦が失敗し要員が死に至ってしまう。それを政府がき

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    2013年02月11日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    世界最強の諜報機関とも言われるイスラエルのモサド。その知られざるエピソードをまとめたノンフィクション。周囲を敵に囲まれたイスラエルが生き残るためには、軍事力で打ち勝つだけでなく、諜報活動によって兵器開発など敵の軍事計画を事前に察知し、その進行を遅らせる必要があった。アドルフ・アイヒマンの誘拐、スターリン批判文の入手、イラン核開発の阻止など、歴史の裏側で世界を動かしてきた手に汗握るエピソードが数多く収められている。

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    2025年12月05日
  • モサド・ファイル2 イスラエル最強の女スパイたち

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     ノンフィクションで、そこそこ緊迫感もスリリングもあり、ぐいぐいと読ませられる。のだけれど、読んでいる間に次々に人物が出てくる。誰が誰だかわからなくなるうえ、どうも横文字の名前に弱い。しかも同じ人物なのに名字だったり名前だったり本名だったり偽名だったりが行単位で入れ替わったりとわけわからなくなって混乱しながら読んでいる。
     さほどその偽名に重要性がないならいちいち偽名をのせなくても…例えば「〇〇は△△という名義で・・」は「〇〇は偽名を使って…」とすれば、かなり読みやすくなる。何せ、1ページ内に名前も場所も道路も施設もカタカナが多くてわずらわしすぎ。しかもアラブ、イスラエルともに人名もその他も英

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    2024年01月21日
  • 秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948-2014

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    あくまでも イスラエル側からの視点の中東戦記です。

    何が正義なのだか、何が道義なのか人道なのか、中にはイスラエル側の人たち犠牲を読者の情緒に訴えるような、家族が殺されたとかの記述もあります。

    あまり感情を込めずにイスラエル側から戦史を記述した内容の本です。

    ですがイスラエル側以上にパレスチナ、シリアレバノンヨルダン、イラクイランエジプトなどの人たちはあまりにもひどい目にあっていることはちょっとインターネットで調べることのできる人たちならわかることです。

    パレスチナ問題の解決は、道義的な情緒を世界に訴えるしか方法がないのかもしれません。

    綺麗事ではなくてただのんびりぼんやりと生きていく

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    2023年05月26日
  • 秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948-2014

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    イスラエルを守るために軍が作戦行動を遂行する。敏腕パイロットやスパイなどの工作員、首相などの政治家が生々しい活動をする--。読んでいると冒険小説のように感じる。

    この本はノンフィクション作品だ。実際に起こったことが語られている。気を付けないと小説のように楽しんでしまうが、実際にテロリストや軍人が死に、関係ない市民も犠牲者が出ている。これは楽しんではいけない事実だ。

    小説と違うと感じるのは、ストーリーに盛り上がりやクライマックスがないこと。最初から最後まで淡々とイスラエルから見た中東情勢が語られる。イスラエル周辺では第二次世界大戦後もずっと事実上の戦争状態なのが分かる。文章は読みやすい、でも

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    2018年05月16日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    この本にも時々登場するイスラエル人ジャーナリストのロネン・バーグマンのシークレット・ウォーズがホメイニ革命以後のイランvsモサドを中心に書いているのに対し本書では特に1948年の建国から1980年代までのモサドの活躍を中心に書かれている。バーグマンもかなりイスラエルよりだと感じたが、本書は完全にイスラエルの立場で書かれており、暗殺や国外での誘拐など他国の主権を無視する行為も肯定的に書かれている。イスラエルでベストセラーになった理由がよくわかるがちょっと一方的すぎる。モサドの失敗談も書かれているがバーグマンの方が辛辣だ。

    全21章にはナチスのアイヒマン誘拐と処刑、ミグ21の略奪、黒い9月のミュ

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    2013年08月01日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    イスラエルのインテリジェンス機関「モサド」の活動(の一部)を記録した1冊。「このような機関が存在しなければ、地球上の国々の均衡が一部の既得権益者の望むようには保てない」ということがよくわかる。社会システムは随分と複雑化したけれど、人間の根本的な部分は人類誕生より進化していない。

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    2013年05月25日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    最強の諜報機関であるイスラエルのモサドの様々な諜報・スパイ活動がこれでもかと紹介されている。

    イラクの核開発を阻止するための科学者の暗殺、ブラジルからナチス残党を拉致する話、エジプトの大統領の義理の息子をスパイにする話、PFLPのテロ組織壊滅のための攻撃、シリアに住むユダヤ系女性のイスラエル脱出作戦、ミグ21の機体を欲しいとイラクの空軍少佐をそそのかしたりと兎に角これでもかとばかりにモサドの合法・非合法を問わず、また成功・失敗を問わずに活動内容が次々と紹介されている。

    知られざる中東の歴史の背景にある様々な国の思惑、特にイスラエルから見た中東の近隣諸国との関係の裏面史には目を見張るものがあ

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    2013年02月01日
  • モサド・ファイル2 イスラエル最強の女スパイたち

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    モサドの女性比率が思ったより高い。
    過去からの事例が、緊迫した工作員の活動の様子を明らかにする。
    イランの核開発阻止にこれほどモサドの工作が関わっていたとは驚きである。

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    2024年12月23日
  • モサド・ファイル2 イスラエル最強の女スパイたち

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    これらすべて事実なのか
    地図で場所を追いながら読んだが、個人能力と組織力のベストマッチが実現されているようだ
    宗教のもつ力、恐ろしさに慄く

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    2024年05月09日
  • モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝

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    ナチによるホロコーストの指揮を執ったというアドルフアイヒマンの補足劇を読みたくてこの本を手に取った。ほかのいくつかの章も興味深かったが、半分まで読んだところで疲れて中断した。

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    2021年10月14日