柴田聡子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
柴田聡子さんの歌詞は深読みができそうでどこか掴みきれない魅力があるのですが、本書がその手がかりになるのではないかと思いました。文章には自意識を隠せない部分があるので。
エッセイは歌詞とはまた異なって、なんか変なテンションの独り言(自分との対話?)みたいな感じで、何その感じ?何のこと言ってるの?ずっとその感じでいくの?と思って読み進め、かと言って読後感はわりとあっさりしていました。話題は日常生活の近い範囲のことが多いのですが、文章によって自分を奮い立たせている部分があるようで、読んでいる間、頑張れ!と素直に思いました。コロナ以降は内省的な話も増え、同い年なので、その感覚わかるーと共感する部分も多