ジャックキャンベルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ようやくアライアンスへ帰還すれば当然のように政治抗争が待ち受けている。
そしてドーントレスは単艦で新たな任務へ。
一見それは栄誉ある儀礼的な任務であるように思えるのだが……という本巻ラスト部分へと続いていく。
先祖崇拝をしている彼らにとって、太陽系(地球)というのは特別な存在なんだな、というのがよくわかる。
今までの敵とはひと味もふた味も違う一方、異星人のように意思の疎通が難しいわけではないしメンタリティもほぼ同一なので、それはそれで面白い展開になるのかなと期待。
その中でダンサー族がなにゆえ地球の、特定の地域へ行きたがったのかという理由がわかるところは、ちょっと涙ぐむシーン。 -
Posted by ブクログ
数々の理不尽と最後まで戦うのかと思いきや・・・軍隊は国の憲法を守り抜くための存在と強調する。どんなおかしな政府からでも命令されればそれを実行するのが軍隊。大団円のように見えるラストシーンでも、この基本姿勢は守られる。そもそも反乱の原因となったこの構図は変わらない点に恐ろしいものを感じる。もう少し、この矛盾を突いてほしかった。侵略者としての国であっても「政策」には従うというのが軍隊だからだ。政策を決めるのは国民だということを、少しでも軍事力をもつ国民は再認識しなければならないだろう。
集団的自衛権が討議中だけれど注意しなければならない。子供が大人になるころ、戦争だらけの世界になっていませんよう -
Posted by ブクログ
無意味な命令を実行するための命を落としていく兵を守るため、反乱を企てるスターク軍曹。反乱軍司令官として命令を下す立場となる。
有象無象の集団を命がけの任務に邁進させるための方法論の塊が軍隊。第2次大戦の昔から、無能な上官への対応方法もマニュアルの中にあるということを耳にしたことがあるけれど本当なのだろうか。
どうしようもない上司が着任した場合、使えない同僚がチームにいる場合・・・軍隊だったら死んでしまう。サラリーマンは命までは奪われないだけましか。
あらゆることを織り込み済みで準備すれば「理不尽」とも戦える!(勝てないかもしれないけれど)
最終巻へ続く~ -
購入済み
皇国の守護者と・・・
皇国の守護者の通じる渋い撤退戦とのレビューを見て購入。
翻訳物にしては読みやすく読み応えがあった。
過大評価され管理職になった辛さが身につまされ、読み応えがあった。 -
Posted by ブクログ
前任者の戦死によって1500名からなる宇宙艦隊の指揮を引き継ぐことになってしまったギアリー大佐。敵地深くから果たして戻ることができるのか?
敵との過酷な戦いを強いられながらも決して一枚岩ではない組織に加え、敵の工作員の潜入もうかがわせ、また背後には異性人の影が色濃くなり・・・更には厳しい参画関係。絶句・・・
この状況厳しすぎる。胃に穴が開くな。ストレスの高まりとともに感情を爆発させる場面も多くなってきた。
現実の仕事でも、ふと思い当たり、「ギアリー大佐だったらどうするか・・・」などと考える今日この頃。でも、その前に思いっきりブドウ弾をぶち込んでやりたいゾと妄想してしまう年末・・・ -
Posted by ブクログ
ネタバレ歩兵部隊が主役のミリタリーSF!って感じで楽しいシリーズの予感
共和国の戦士シリーズとは違ってミリタリーSF!(感嘆詞付き)なので楽しんで読めた。
正直者の軍曹がアメリカ月面派遣軍を率いる事になっちゃうんだけど。
地球上の資源すべてを支配しているアメリカ政府(けれども企業に支配されてる言いなり状態)。その他の国々はアメリカが興味を示さない月面で細々と開発をしてる。
当然アメリカ軍は世界一なんだけど、士官は自分の出世にしか興味が無くて兵士は消耗品という。ありがちと言えなくもない世界設定
アメリカ企業は月の資源も欲しくなって侵略開始。企業も植民というか開発のコロニーを建設して資源開発を始める