異世界転移たカズトが持つ能力はパーティーメンバーの力を底上げするという強力なものだが、追放されると全メンバーから忘れられるという負の面を持つ。そんな設定が存分に活かされた、追放系小説の新機軸とも言える優しいお話でした。かつてのメンバーを危機から救うために立ち上がり、自分を忘れているメンバーと再度力を合わせ、失った絆を取り戻していくという展開は実に感動的でしたね。パーティを去ると忘れられるカズトにとって、冒険の後は常に寂しい思いをしなければなりませんが、そんな寂しさが打ち払われる日は来るのか。続きが楽しみ。