児玉安司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
お医者さん側から介護や医療のシステムをみると、こういう視点がある、という点でかなり新鮮な印象を与える本です。
医療というのは、どうしても患者や患者のおかれた環境にどこまで縛られるかということと、その限られた条件の中で最大限に求められる医療の理想とのせめぎあいだろうから、法律で定められたシステムがどれだけ機能しているといっても、現実は必ずしも法律のシステムにのっていれば済むというものではなく、相当ていど、常にはずれていて、グレーゾーンも多いはずです。介護もそれは同じことでしょう。
この点に関しては、法律はその法律の趣旨や目的は何か、という形で破綻を回避するのだけれども、必ずしもそれは実際の医療や