カレン・チャンのレビュー一覧

  • わたしの香港 消滅の瀬戸際で

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    返還前に香港に行った。狭い土地に多くの人が住むためには、高層ビルが建つしかないのだな、と納得の外観だった。中国語も勉強していたが、香港へ行っても、英語が通じるので楽だった。とはいえ、中国でありながら、中国ではない場所。本来中国の領土だった香港が、中国に戻るのは、植民地支配が終わることを意味するので、望ましいことだと思っていた。しかし、返還後起こったことは、それとは逆のことばかりだった。

     西欧の支配のもとの方が、人々は自由に行き来でき、自由に意見を述べられていた。中国からの圧力が年々強くなり、母国への復帰が必ずしもハッピーではない。自由系の新聞は廃刊となり、雨傘運動など発言が目立つものは逮捕

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    2025年11月23日
  • わたしの香港 消滅の瀬戸際で

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    消え行く香港の姿を自らの自伝と絡めて描いている。筆者は1993年香港生まれ。シンガポールのインターナショナルスクールから香港の現地校、スコットランドの大学にすすみ、社会人になってからは香港をベースとしたジャーナリストとして活動。2014年の雨傘運動はスコットランドにいた時なので参加せず。2019年の大規模な抗議活動には当事者として参加する。1997年の返還以降、多くの中産階級の香港人が海外に移住していく中で、時を追うごとに強まる北京の統制により、香港社会が受けていくストレスの姿を、筆者の一人称を通じて追体験する物語。チベット、新疆、内モンゴル。香港の次は台湾、その次はいよいよ。。。

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    2025年11月10日
  • わたしの香港 消滅の瀬戸際で

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    ネタバレ

    【香港の記録】
    1993年生まれ、香港在住ジャーナリストが、香港と自分の関係を綴る。

    彼女は、生まれは本土で、小さいときに親戚のつながりもあり香港に越してきてから、インターナショナルスクールに入学。

    自分は香港人と言ったのは、英語ボランティアでトルコに行ったとき。

    大学は香港、でも交換留学で一時期スコットランドへ。

    卒業後は香港に在住し、ジャーナリストとして活動されているらしい。


    第一部では、自己の生まれと所在について、香港という特殊な土地との関係とともに、自分の家とは、家庭とは、そして故郷とは、という問いとともに生きる彼女の幼少期から小学校ぐらいのあいだのことを綴る

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    2024年03月27日
  • わたしの香港 消滅の瀬戸際で

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    香港について、僕が知っていたことはかなり限られていて、留学の話があって初めて興味を持った。一言で言えば、環境的にも社会的にもディストピアな都市であったのは間違いない。その中でも、もちろん喜びがあって、その様子を瑞々しく描いている。雨傘革命に関する映画も観てみたいと思う。

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    2024年02月25日