鳥越覚生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
挨拶の役割や機能を社会言語学(?)的に解釈する本なのかなあ、と思ったら、全く違う哲学の本だった。
『挨拶の哲学』という、専門書として出した既刊を、一般向けに分かりやすく書いたものであるとのこと。
たしかに、とてもわかりやすい。
使われている言葉がとても柔らかい。
人間は「親しい他者」から、挨拶という親しみを贈与され、それに支えられ生きている。
親しみを贈与してくれるのは、人ばかりではなく、周囲の環境も含まれる。
しかし、人は二本の足で「自立」するようになると、経済性や合理主義、利己心に染まり、挨拶を切り捨て、他者に無関心になっていく。
無関心の恐ろしさに気づいた人が、挨拶を介して、苦しんでい