サーロー節子のレビュー一覧

  • 光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて

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    ☆原爆、台風…なぜこんな目に遭うの、と号泣すると、父は烈火の如く怒った。「節子は生きている。親もいる。家に屋根もある。何を贅沢言うのか。」
    ☆詩人 栗原貞子 「ヒロシマというとき」

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    2022年03月05日
  • 光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて

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    サーローさんの信念、行動力に強く胸を打たれる。
    本当は、日本が国家として行わなければならないアクションをサーローさんをはじめ被爆者の方々が個人個人で行っている。そこにはきっと想像を絶する苦労があるだろう。
    被爆者としての立場だけでなく、日本の戦争加害者としての立場も考えなければならない。今を生きるすべての日本人が当然ながら考え、持っていなければいけない知識や考えが、いまわれわれにあるだろうか。
    もっと勉強しなければならない。

    また、多様性が生む力、サーローさんのプレゼンテーション力にも驚かされる。ビジネスにも大いに参考になる。得るものが多い一冊であった。

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    2019年12月08日
  • 光に向かって這っていけ 核なき世界を追い求めて

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    1945年8月6日、原爆が落ちた広島で瓦礫の下敷きになったサーローさんがそばにいた兵士にかけられた言葉が書題になっている。そしてそれが、なんと彼女が人生を賭して行動する反核・非核・無核兵器活動の歩みと沿うことか。
    といいながらも、ICANのノーベル平和賞受賞が機になるまで、サーローさんを知らなかった。その意味ではどういう人物なのかも知らなかったので、本書で生い立ちからずっと活動を知ることができたのはよかった。終戦直後に大学に進み、1950年代に留学するのだからちょっと特殊な、言い換えれば恵まれた環境だった人なのだろうけど、確かに書中でも親戚のあの人が……という感じで身の回りに一門の人、著名な人

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    2019年11月16日