ミシェル・ビュッシのレビュー一覧

  • 恐るべき太陽
    なんとなく怪しくて、途中何度もあれっ?となるけれど、まんまとミスリードに乗ってしまってました。
    種と仕掛けが巧妙でした。
  • 恐るべき太陽
    2024年本格ミステリ10の海外部門1位の作品。そして誰もいなくなったを彷彿とさせる、孤島での連続殺人の話。作者のトリックに私はしっかり騙されました。やられたーという感じ。
  • 恐るべき太陽
    違和感を置き去りに読み進めていたら最後に全部綺麗にしてくれた
    ありがたい
    歯止めが効かなくなった人間が何よりも怖いよ
  • 恐るべき太陽
    大衆は小さな嘘より大きな嘘に騙されやすい

    こう言ったのは、かのアドルフ・ヒトラーですが、この物語は小さな嘘さえつかないことで、大きな嘘を覆い隠しています

    いや〜こりゃあすごいよ
    すごい手法を考えついたもんだ
    もう再読必至ですよ
    しないけど

    もうね、全編ヒントだらけ、プロローグから、章題から
    ...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    はあ(・・?)??呆気に取られました
    すっかりしっかり騙されましたー!笑
    先入観を貫いていれば良かったのですが、迷いがありましたね〜
    だから、面白いッ!!

    舞台はタヒチから飛行機で4時間、マルケサス諸島のヒバ・オア島
    空から眼下に広がる珊瑚礁
    砂浜以外は椰子、バナナ、グレープフルーツ、グアバ、ピス...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    大人気ベストセラー作家の指導のもとヒバオア島に招待された作家志望の女性5人。
    それに同伴者でもある夫が1人と娘が1人。

    課題を出した作家がほどなく失踪することから物語は始まる。
    意味があるのかどうなのか謎めいた石像があるこの島で、同伴の娘であるマイマが好奇心をうちに秘めながらも同じく同伴者の夫であ...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    アガサの「そして誰もいなくなった」のオマージュ。舞台を現代のタヒチに移し、異国らしさ民族のことを含みつつミステリーが完成!もし自分が犯人だったらと考えることはほとんどないけど、この本は考えてしまった。きっと大変だし、ずっとヒヤヒヤしてるだろう…どの犯人もかもしれないけど。
    タヒチに行ったことないけど...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    一気に読んだ。そして誰もいなくなったのオマージュと紹介されただけあって孤島に集められた5人が次々に殺されていく。最後毒を飲まされたのはクレムだと思ったがエロイーズだったとは。ヤンも疑っていたが違った。面白かった。
  • 恐るべき太陽
    美しいマルケサス諸島の風景とタナエの作る地元の美味しそうな料理がとても印象的。それと対照的な凄惨な殺人事件。伏線がありすぎてよく意味が分からず途中までは読みづらかったけど、2転3転する結末に最後までハラハラさせられた。ポリネシアンタトゥーの話やティキと呼ばれる彫像の話、ムルロア環礁での核実験の後遺症...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    フランス領ポリネシア、ヒオビバ島のペンション「恐るべき太陽」荘で開催されている人気作家ピエール・イヴ・フランソワ(PYF)が講師の創作アトリエ(ワークショップ的なもの!?)。
    そこに参加するのは公募から選ばれた5名の作家志望女性、プラス同行者2名(ある参加者の夫ヤン、また別の参加者の子どもマイマ)。...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    読み終わった。完全に騙された。でも、面白かった。とにかく、ストーリーの展開が上手いと感じた。例えば殺人事件が起こる度ごとに、又は何か大事な出来事が発覚する度ごとに1度、間をおく感じでページを変えたり*や太文字を入れたり、1行開けて完全に場面を変えたりして、興味が続くようにしている。また島の美しい風景...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    面白かったです。
    謎が謎を呼び、もう謎だらけ!全員怪しい!
    伏線が回収されていく時はスッキリしました。

    しかし…
    本の裏筋…書きすぎじゃないかな?
    『叙述トリックの巨匠』だとか『クリスティへの挑戦作』だなんて…ネタバレだと思います(ノᗝ˂。)
  • 恐るべき太陽
    タイトルとあらすじに惹かれて読みはじめた作品。
    物語の中で感じていた違和感、ミステリーをあまり読まないながらに私がたてていた仮説に近くとも遠からずな結末に大変満足した。
    個人的には、この本を翻訳語として読むことに意味があるなと思った。
  • 恐るべき太陽
    著者初読み。
    翻訳本としては読みやすく、それぞれの視点で書かれた章立てが短く(これがストーリーに重要な組み立てだったのだか)没入しやすかった。

    アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」のオマージュとのことだが、昔読んだはずだがすっかり忘れており、こちらももう一度読みたくなった。

    ヒバオア島...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    久しぶりのミシェル・ビュッシ。
    翻弄された。
    全てを知った上でまた読んだら見方が全く変わるでしょうね。
    舞台が南国ということもあり、この猛烈な暑さの中で読むのにも相応しかったように感じる。
    「時は殺人者」読んでないので読まねばと思いました。
  • 恐るべき太陽
    ポリネシアのヒパオア島に集まった有名作家と作家志望の女性たち5人とその家族2人。ゴーギャンの絵画のような南国の風景の中で起こる殺人。作家志望の女性たちのそれぞれの参加動機が思いがけないあるいは事故のような殺人に繋がっていく。よく読めば分かったかもしれないが思い込みですっかり騙されてしまいました。
  • 恐るべき太陽
    そういえばフランスのミステリーって初めてだ、とうきうき手に取りました。
    前編通して暑さと湿度と不穏な空気が漂っていて、こういうのを夏に読みたかったんだ〜と嬉しくなりながら読み進めました。

    違和感をそのままにしていたら、終盤で綺麗に騙されました。前評判を全く知らずに読めてよかったです。
  • 恐るべき太陽
    クリスティ好きの私としては、「クリスティへの挑戦」と書かれた本作品をドキドキしながら手に取りました。(「そして誰もいなくなった」をはじめて読んだ時の驚きは忘れられません。)
    ちょっと読みにくいなと気を抜いてしまい、バンバン入っている伏線に気づかず、まんまと騙されてしまいました。
    「そして誰もいなくな...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    不安定な語り手に違和感があったものの、大胆なトリックに見事に騙されてました。少し読みにくい部分もありましたが、後半の伏線回収は本当にお見事です。ネタバレ厳禁な面白い手法で読後感も良かったです。
  • 恐るべき太陽
    作者が読者を騙すミステリー好きのための叙述ミステリーなのだが、謎解き以上に登場人物のキャラクターの描き分け、舞台となるマルケサス諸島の描写のリアリティが素晴らしく、謎解きを真剣に追うより、主人公の強気っ子のマイマの元気いっぱいな姿や、南の島の楽園の風景を満喫しながら読んでしまった。ルソーっぽい(ゴー...続きを読む