ミシェル・ビュッシのレビュー一覧

  • 恐るべき太陽
    ああ、こういう作品を読むと海外ミステリの沼により深く落ちてしまう。

    「そして誰もいなくなった」を念頭に置いた、南国を舞台にしたミステリー。
    途中、ややストーリーが停滞しているように思ったけど、その間にも伏線はもりもり描写されていた…。
    読み終えてすぐなのでこれから再読して見逃した伏線を回収するつも...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    CL 2023.7.10-2023.7.13
    そういうことか!まんまと騙されましたね。違和感がないわけじゃなかったけど、そこは思いもつかなかった。
    謎解きどうこうよりもこの仕掛けでしっかり楽しめた。
  • 恐るべき太陽
    フランスのミステリ作家・ビュッシがクリスティの『そして誰もいなくなった』の向こうを張った意欲作。

    ベストセラー作家ピエール=イヴの創作教室に参加するため、南の島ヒバオアへ集った5人の女性たちが一人ずつ消えていく。膨大な応募者の中から選考の結果選ばれただけの彼女たちがなぜ? 一癖も二癖もありそうな参...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    初読みの作家。
    構成がうまくて、誘導していく技巧が凄い。ゴーギャンが愛した南の島での展開も面白かった。
    ただ、登場人物たちの誰にも共感できなくて、ロマンスを搦めたのもあまり興味なかったかな、と思う。
  • 恐るべき太陽
    ・あらすじ
    南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
    作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
    「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行す...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    出版社が主催する南の島での人気作家との創作アトリエ参加当選者5名は違うタイプの美人揃い。しかし、皆、何かを隠している気配がある。パリ主任警部のファレイーヌだけが夫婦で訪れ、マリ=アンブルは娘連れ。作家、参加者五名、随伴2名、宿泊所オーナー、その娘二人。あとは庭師とタトゥー彫師が登場人物。まず作家が行...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    最近選んだ本がたまたま主人公が犯人のものばかりで正直お腹いっぱい
    もう少し違う展開を期待して最後まで読んだが、やっぱりクレムが犯人だしエロイーズとかヤンも好きになれなくて何とも言えない終わり方だった
  • 恐るべき太陽
    視点がコロコロ変わって読みにくい…!
    クレムやらクレメンスやらわからん。。。!
    もっと日本的に訳すことはできないんか?
    フランス文学、そのまま訳さなくていいとおもう
  • 恐るべき太陽
    うわ〜〜、これはずるい!
    また最初から読まないといけないじゃないか。

    南国の島の独特な雰囲気の中、
    集められた人々がひとり、またひとりといなくなる。
    どこかで聞いたようなシチュエーションだけど、
    クライマックスは思いもかけない展開だった。
    犯人はこの人?いやこっちか?なんて惑わされてるうちに、自分...続きを読む
  • 恐るべき太陽
    意味がわかると怖い話によくある要領の得ない語りを400pほどかけて読まされてるような読書体験だった。
    まじで読んでも読んでも進まない。
    途中で苛々してきた。
    何度も寝落ちして夢の中でオリジナルストーリーが展開した。
    最大のトリックには感心したし、「あ〜、確かにあの…」とそれまでのひっかかりに納得もし...続きを読む