ミシェル・ビュッシのレビュー一覧
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『星の王子さま』
世界で一番翻訳された作品名で、本を読まない人でも『星の王子さま』のタイトルは知ってる人が多いはず!!
私も、子供の頃はキツネやヒツジ、ヘビやゾウが出てきてとっても好きな物語だったし、どこか宮沢賢治さんの銀河鉄道の夜とリンクしたり、とても好きな物語だったけど、徐々にこの物語に違和感を覚えていくようになったのは、サン・テグジュペリの謎の死を知ってから。
多くの人が言うように、この作品はサン・テグジュペリの遺書なのではないのか??
彼がいなくなってからの『星の王子さま』の発行…
ならば、今なおサン・テグジュペリの死体が見つからないのは、『星の王子さま』にそのヒントがあるのでは -
Posted by ブクログ
画家ゴーギャンや歌手ジャック・ブレルが愛した南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島。この地に、出版社の企画で、同社のお抱えベストセラー作家が指導する創作アトリエに作家志望の女性5人が選ばれ参加するが、5人に加え夫が1人、義理の娘1人も同行した。ところが作家は突然失踪してしまう。果たして彼は生きているのか、死んでしまったのか。そうしているうちに彼女たちが1人、また1人と死体となって見つかる。これは皆を殺すことを狙っているのだろうか?
作中でも言及されているように、『そして誰もいなくなった』を想起するような展開。もちろん宿泊するペンションのオーナー家族や島民もいるのだが、警察がすぐには駆けつけら -
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フランスの作家さんは初めて。
登場人物が「マルティーヌ」「ファレイーヌ」「アスティーヌ」と「イーヌ」だらけで、どの「イーヌ」なのか混乱する。
登場人物を何度も見返して確認するから全然前に進まない…。
海外ミステリーが苦手なので、今までもほとんど読んでこなかった。
でもフランスのクローズドサークルってどんな感じなんだろうと興味が湧いて、チャレンジしてみようと思った。
叙述トリックで騙されるということだけは知っていたのでドキドキしていたけど、最後まで読んで、自分は全く騙されていなかったことに気が付き呆然となる…。
トリック部分は「え!?ずっとそうだと思ってたけど…(・o・;)」と逆 -
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フランスのミステリ作家・ビュッシがクリスティの『そして誰もいなくなった』の向こうを張った意欲作。
ベストセラー作家ピエール=イヴの創作教室に参加するため、南の島ヒバオアへ集った5人の女性たちが一人ずつ消えていく。膨大な応募者の中から選考の結果選ばれただけの彼女たちがなぜ? 一癖も二癖もありそうな参加者たち、島の至る所に設置された石像…ミステリファンならば「二ヒヒ」と笑いたくなる舞台装置の数々。そして、語りの魔術師とも称されるビュッシがここぞとばかりに本領発揮をしている。翻訳は相当苦労したのではないかと想像される。
軽いポップなミステリをご用向きな場合には避けた方がいいかも。何が何だかわから -
Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行する5名の女性たち。
そんな中過去にパリで起こった連続殺人との関わりが浮上し、またPYFは失踪してしまった。
大多数の応募の中から選ばれた5人の女性たちの思惑は?
・構成
一人称視点で書かれた5名それぞれの小説とその合間に参加者以外(外部)の人間の視点が差し込まれている。
・感想
叙述ミステリー -
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出版社が主催する南の島での人気作家との創作アトリエ参加当選者5名は違うタイプの美人揃い。しかし、皆、何かを隠している気配がある。パリ主任警部のファレイーヌだけが夫婦で訪れ、マリ=アンブルは娘連れ。作家、参加者五名、随伴2名、宿泊所オーナー、その娘二人。あとは庭師とタトゥー彫師が登場人物。まず作家が行方不明に。そして一人ずつ殺されていき、残った人たちは疑心暗鬼に。警察も呼んですぐ来る環境ではない。生き残るのは誰?真犯人は?作家は生きているのか?ファレイーヌが追っていた事件の犯人はこの殺人と関係あるのか?
この本、私はすごく相性悪かったです。読んでいて語り手がすぐわからなくなり、そこで寝落ち…。ま