ミシェル・ビュッシのレビュー一覧

  • 誰が星の王子さまを殺したのか?

    Posted by ブクログ

    『星の王子さま』

    世界で一番翻訳された作品名で、本を読まない人でも『星の王子さま』のタイトルは知ってる人が多いはず!!

    私も、子供の頃はキツネやヒツジ、ヘビやゾウが出てきてとっても好きな物語だったし、どこか宮沢賢治さんの銀河鉄道の夜とリンクしたり、とても好きな物語だったけど、徐々にこの物語に違和感を覚えていくようになったのは、サン・テグジュペリの謎の死を知ってから。
    多くの人が言うように、この作品はサン・テグジュペリの遺書なのではないのか??
    彼がいなくなってからの『星の王子さま』の発行…
    ならば、今なおサン・テグジュペリの死体が見つからないのは、『星の王子さま』にそのヒントがあるのでは

    0
    2025年06月15日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

     画家ゴーギャンや歌手ジャック・ブレルが愛した南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島。この地に、出版社の企画で、同社のお抱えベストセラー作家が指導する創作アトリエに作家志望の女性5人が選ばれ参加するが、5人に加え夫が1人、義理の娘1人も同行した。ところが作家は突然失踪してしまう。果たして彼は生きているのか、死んでしまったのか。そうしているうちに彼女たちが1人、また1人と死体となって見つかる。これは皆を殺すことを狙っているのだろうか?

     作中でも言及されているように、『そして誰もいなくなった』を想起するような展開。もちろん宿泊するペンションのオーナー家族や島民もいるのだが、警察がすぐには駆けつけら

    0
    2025年04月14日
  • 誰が星の王子さまを殺したのか?

    Posted by ブクログ

    鳥取砂丘がね、出てくるのよ! 「豊岡と米子のあいだで」迷子になったら入り込んでしまったという…壮大だな! 「世界で一番翻訳された本」を著者の遺言であったとして謎を解いていく話で、こんなテもあったか。虚実ないまぜの大人のファンタジックミステリーという感じで、特に『王子さま』ファンでなくても興味深く読める。

    0
    2025年04月05日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    注意深く読み進めたつもりなのに、まんまと騙されました。意表を突くやり方だったけど、ああ確かに!と後から気付いて悔しい。ヒントはいっぱいあったのになー。

    0
    2025年03月18日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    騙された〜〜〜
    解説を読むと「ああ確かに!あそこはちょっと違和感あったわ」ってなるけど、本編読んでる間はわからないよね〜

    でも、だから何?とは思う。うわ〜騙された〜ってなって終わり。

    0
    2024年09月09日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トリックのためのトリック。なるほど〜、とは思わせられて、え〜そうだったっけと何ページも読み返させられる。
    だけど今一つ技巧以上のものがない。フランス人の文学に関する思いはあるのかもしれないけどそれにはあまり心を惹かれなかった。

    0
    2024年08月16日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本格ミステリ2024年1位。
    南の島で作家と作家志望の5人の女性の合宿中に一人ずつ殺されていく。
    文章に違和感を感じつつも、トリックにはしっかり騙されました。ただ、作家志望の5人といっても実際にはそのうち2人だけ。あとの3人がこんな状況でも文章を書くとは思えないのだが、、、。
    そのあたりがちょっと消化不良。

    0
    2024年08月13日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    フランスの作家さんは初めて。
    登場人物が「マルティーヌ」「ファレイーヌ」「アスティーヌ」と「イーヌ」だらけで、どの「イーヌ」なのか混乱する。
    登場人物を何度も見返して確認するから全然前に進まない…。

    海外ミステリーが苦手なので、今までもほとんど読んでこなかった。
    でもフランスのクローズドサークルってどんな感じなんだろうと興味が湧いて、チャレンジしてみようと思った。

    叙述トリックで騙されるということだけは知っていたのでドキドキしていたけど、最後まで読んで、自分は全く騙されていなかったことに気が付き呆然となる…。

    トリック部分は「え!?ずっとそうだと思ってたけど…(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)」と逆

    0
    2024年05月29日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    フランスのミステリ作家・ビュッシがクリスティの『そして誰もいなくなった』の向こうを張った意欲作。

    ベストセラー作家ピエール=イヴの創作教室に参加するため、南の島ヒバオアへ集った5人の女性たちが一人ずつ消えていく。膨大な応募者の中から選考の結果選ばれただけの彼女たちがなぜ? 一癖も二癖もありそうな参加者たち、島の至る所に設置された石像…ミステリファンならば「二ヒヒ」と笑いたくなる舞台装置の数々。そして、語りの魔術師とも称されるビュッシがここぞとばかりに本領発揮をしている。翻訳は相当苦労したのではないかと想像される。

    軽いポップなミステリをご用向きな場合には避けた方がいいかも。何が何だかわから

    0
    2024年05月05日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    初読みの作家。
    構成がうまくて、誘導していく技巧が凄い。ゴーギャンが愛した南の島での展開も面白かった。
    ただ、登場人物たちの誰にも共感できなくて、ロマンスを搦めたのもあまり興味なかったかな、と思う。

    0
    2024年03月14日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    南国のフランス領 マルケサス諸島にあるヒボオア島が舞台。
    作家志望者の女性5名はフランスの有名小説家であるピエール=イヴ・フランソワ(PYF)が開催する創作セミナーに参加することになった。
    「4日間のセミナー中何が起ころうと書き続けろ、全てを書き残せ」というPYFからの課題を忠実に実行する5名の女性たち。
    そんな中過去にパリで起こった連続殺人との関わりが浮上し、またPYFは失踪してしまった。

    大多数の応募の中から選ばれた5人の女性たちの思惑は?

    ・構成
    一人称視点で書かれた5名それぞれの小説とその合間に参加者以外(外部)の人間の視点が差し込まれている。

    ・感想
    叙述ミステリー

    0
    2024年02月22日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    出版社が主催する南の島での人気作家との創作アトリエ参加当選者5名は違うタイプの美人揃い。しかし、皆、何かを隠している気配がある。パリ主任警部のファレイーヌだけが夫婦で訪れ、マリ=アンブルは娘連れ。作家、参加者五名、随伴2名、宿泊所オーナー、その娘二人。あとは庭師とタトゥー彫師が登場人物。まず作家が行方不明に。そして一人ずつ殺されていき、残った人たちは疑心暗鬼に。警察も呼んですぐ来る環境ではない。生き残るのは誰?真犯人は?作家は生きているのか?ファレイーヌが追っていた事件の犯人はこの殺人と関係あるのか?
    この本、私はすごく相性悪かったです。読んでいて語り手がすぐわからなくなり、そこで寝落ち…。ま

    0
    2023年10月23日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近選んだ本がたまたま主人公が犯人のものばかりで正直お腹いっぱい
    もう少し違う展開を期待して最後まで読んだが、やっぱりクレムが犯人だしエロイーズとかヤンも好きになれなくて何とも言えない終わり方だった

    0
    2023年09月24日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    視点がコロコロ変わって読みにくい…!
    クレムやらクレメンスやらわからん。。。!
    もっと日本的に訳すことはできないんか?
    フランス文学、そのまま訳さなくていいとおもう

    0
    2023年08月25日
  • 恐るべき太陽

    Posted by ブクログ

    うわ〜〜、これはずるい!
    また最初から読まないといけないじゃないか。

    南国の島の独特な雰囲気の中、
    集められた人々がひとり、またひとりといなくなる。
    どこかで聞いたようなシチュエーションだけど、
    クライマックスは思いもかけない展開だった。
    犯人はこの人?いやこっちか?なんて惑わされてるうちに、自分が感じていた違和感の方をないがしろにしてしまっていた。
    完全なる敗北。

    夏に読むのにふさわしい一冊だった。

    0
    2023年08月18日