ケナード・パークのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニューベリー賞作家、ロイス・ローリーが平和へのメッセージを込めて書いた本で、第8回「日本子どもの本研究会作品賞」を受賞した。
「1941年12月7日の早朝、日本の戦闘機がハワイの真珠湾を攻撃しました。アメリカ海軍太平洋艦隊の船がたくさん係留されており、たいへんな被害をうけました。戦艦アリゾナはたった数分で沈んでしまい、1177人の兵士が犠牲になりました…」
18歳で入隊したレオのこと
ふたごの兄弟のうち、兄ジョンはやけどを負い、弟ジェイクが亡くなったこと
アリゾナ・バンドのメンバーで、国旗掲揚の準備をしていた21人の若者たちはだれひとり助からなかったこと
・・・・・・・
私はアリゾナを見ていなかった
アリゾナに乗っていたたくさんの人が
突然命をうばわれたことを
わたしは知らなかった
一人一人の生きた証が散文詩で書かれてあり、彼らの描いた未来を夢を、一瞬で奪ってしまった戦争の恐ろしさに戦慄を覚えた。
もうひとつの水平線の向こうには広島がある。「1945年、8月6日の早朝、一機のアメリカの爆撃機が日本の広島に原子爆弾を落としました…。」
どちらの国にも人々の日常があった
大切な家族や友人がいた
その朝何があったか
知ることで
考えることで
人を世界を変えることが出来たなら
と、作家の祈りにも似た思いを感じた。
病院船にはこんな優しい名前が付けられていたことをこの本で知った。
コンフォート(なぐさめ)
ホープ(希望)
ソラス(いやし)
マーシー(思いやり)
レフュージ(避難所)
あの朝、たくさんの兵士たちはアリゾナの近くにいた病院船ソラスに運ばれていった。