相良奈美香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2024.02
まさに今読みたかった本だった
心理学系の◯◯理論とかは色々聞いたことはあったけど、日常にどう役立てるのかやそれぞれの理論のカテゴリとかもよく分かってなかったので、体系的に整理されてビジネスへの応用も言及されている本書はとても為になった
BRUTUSのリスキリング特集で著者のコラムもあって、行動経済学への興味が更に湧いた
今までで1番iPadにメモした
各章の自分での落とし込み
・人間の非合理な意思決定には直感が大きく関わっている
・状況により意思決定は左右されるし、それに気付いておらず「自らの意思で決定した」と思っていることが多々ある
・大きな感情ではなく、淡い感情(アフ -
Posted by ブクログ
行動経済学を使える教養にするために、理論を認知のくせ、状況、感情のカテゴリーに分けて説明されており、実践してみようと思える理論が多くあった。
人間は非合理な行動を行うが、その一歩前にある非合理な意思決定が何によってもたらされるのかを理解して対策を打つことが、私生活でも仕事でも生きることが筆者が伝えたいことだと感じた。
判断はシステム1とシステム2が絡まって行われていること、時間が与える認知のクセ(今に近いほど具体的に考え、将来のことは抽象的に考える)、人の判断に影響するのは、喜怒哀楽のようなはっきりとした感情よりもアフェクトという淡い感情の方が影響が大きいということが特に印象に残っている。
仕 -
Posted by ブクログ
非合理的な意思決定の3つの要因を、
①認知のクセ
②状況
③感情
に分類して体系化。それぞれが第1章から第3章のタイトルになっている。
何かと話題になる「行動経済学」のアレコレについて、広く浅く、かつ手っ取り早く知りたいと思って読んだ。結果は期待どおりで、「なるほど」の連発だった。以下のような概念が学べる。
・システム1とシステム2:人は直感的で瞬間的な判断(システム1)と時間をかける判断(システム2)を使い分けている。システム1はスピードで勝るが正確さに欠ける。
・埋没コスト:一度何かを始めたら、たとえ成果が出ていなくても、そこに費やした時間・お金・労力を取り戻そうと継続してしまう。