相良奈美香のレビュー一覧
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私たちの日常行動の裏に潜む“非合理な心理”を明らかにしながら、人生やビジネスにどう活かすかをやさしく解き明かす一冊です。
難解になりがちな行動経済学を、著者は「人間はなぜそう考え、どう動くのか」という身近なテーマに落とし込み、驚くほどわかりやすく語っています。
本書では、例えば「人は損を避けるためにリスクを取る」「他人の選択に流される」「将来より今の快楽を優先してしまう」といった、私たちが無意識に陥る心理バイアスを紹介。
その上で、「どうすれば自分の行動を賢く設計できるのか」を丁寧に解説しています。
特に印象的なのは、「お金」「仕事」「恋愛」「健康」といった身近なテーマで、理論を具体的に応用 -
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本書を読む目的:
行動経済学の「無知/未知 」→「 既知」にし、ビジネス/プライベートで使用できるようになりたい。
個人的まとめ:
私たちは「認知のクセ」、「状況」、「感情」によって"非合理な意思決定"をする。
その"非合理の傾向"を知ることで、様々な場面で新たな発見や、課題解決、影響を与えることにつながる。
感想:
自身が自覚していないこと、もしくはうまく言語化できなかったことなどがうまくまとめられており、「そういうことか!」という発見が多かったです。
3つにカテゴリー分けされている部分もわかりやすく、非常に勉強になりました!
個人的には以下を意 -
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■ 感想:人間の“クセ”を味方にする学問
『行動経済学が最強の学問である』を読んで感じたのは、人間の非合理な行動には一定の“パターン”があり、それを理解し活用することで人生の質が変わる、ということです。私たちは論理ではなく感情やバイアスに動かされる場面が多く、その構造を読み解く手がかりが本書には詰まっています。
■ あらゆる場面に応用可能な「レンズ」
マーケティング、投資、教育、健康、人間関係――すべての分野に応用できるのが行動経済学の強みだと再認識しました。
「選択の見せ方で相手の行動が変わる」「損失を避けたくて動けなくなる」といった事例は、すぐにでも実生活に活かせそうです。
■ 習熟の -
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合理的な個人を前提とする伝統的経済学には限界がある
人の持つ不合理なバイアス
1.イナーシャ(inertia:慣性)
面倒は億劫 このままでいいや
2.損失回避(Loss aversion)
プラスよりマイナスの感情値の方が大きい
3.現在思考バイアス(Present Bias)
将来よりも今にお金をつかいたい
第1章: 認知のくせ
脳の情報処理は「直感」システム1と「論理」システム2とがある
ファストandスロー(カーネマン)
システム1を使いがちな時
疲れ,選択肢 情報量が多い時,時間がない、モチベなし、簡単で見慣れている、気力なし
「高度情報化社会では