藤山和久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今流行りだったり標準的だったりする新築住宅の仕様について、立ち止まってその意義や暮らしやすさを考えさせる、大変家造りに役立つ本です。
当方、家を建てようと間取りの本などいくつか読み漁っているなかでこの本に出会いました。読み進める中で、例えばなぜLDKはひとつの広い部屋なのか、という疑問が湧いてきます。そして、なぜそのほうが良いと考えているのか、実際は成り行きでそう思ってるだけのことに気づきます。自分が当然と思って計画していることを、改めてこれで良いのか?、自分はそこに何を求めているのか?、考える貴重なきっかけになりました。
あまり具体的な「家の良い仕様」が毎テーマで提案されるわけではありません -
Posted by ブクログ
家づくりの情報収集のつもりで手に取ったが、建築家の裏話が盛り込んである本で、読んでて面白いけど、役に立つのかは不明。
それでも得られた知識はあった。
・自転車置き場はちゃんと考えといた方がいい。その辺に置いとくと錆びる。
・狭い家で動線を短くすることに必死になるより、家の面白さを作った方が楽しい
・子育て世代と老人世代で必要な家は違う。2回家を建てるのもあり。
・日本の家は欧米の家と比べて、明るい。目から取り込める光の量も影響している。
・ウォークインクローゼットは人が入る動線の分収納効率は落ちる。壁面収納の方が効率がいい。
・子供部屋、後から仕切れるように作るくらいなら、最初から別の部屋で作 -
Posted by ブクログ
▼memo------------------------------------------------------------
・住まいにおいては広さと心地よさはかならずしも比例しない。部屋のかたち、窓の位置やサイズ、光の入り方、部屋と部屋とのつなげ方など、様々な要素が絡み合って居心地の良し悪しは決まる。
・隣家との空間は最低でも一メートルはほしい、建物のメンテナンスも楽に、きめ細かくできる
・「そもそも、あなたはどのような暮らしがしたいのですか?」
・ときには一人にさせてほしい、子供の縄張りづくりは、すでに六歳頃には始まっている
・「そもそも住まいというのは、のんびりとくつろぐ