元町夏央のレビュー一覧
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何かに夢中になるには,覚悟が必要だ。
お金を掛ける覚悟,時間を掛ける覚悟,そして,人からバカにされる覚悟。
世の中には特に何もしていないのに,できてしまうという人がいる。本気で取り組んでいなくても,こなしてしまう人がいる。そういう人の前で,自分は夢中になって取り組んでいます,と言うのは勇気がいる。
その人たちが,直接面と向かってバカにするケースというのは,たぶん,そうはない。ただ,ふと思ってしまう。「なんで,頑張ってあんなことやってんの?」,「あんなに時間を掛けているのに,あの程度のことしかできないんだ」とか思われているのではないかと。
自意識過剰なだけかもしれない。でも,そういうこと -
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匂い立つ。新井英樹降参!!!という帯にやられて買った。事故で兄を失った中2の萌子は、歯車の狂った家族に苦しんでいた。海で遺骨を撒いていたところで出会った少年、喜一は、父が東京からつれてきた養子だった。なにがすごいのかわかんないけど、すごい。電気屋まで歩いて50分の田舎町の空気に、ちょっと太めでレトロな輪郭線と、全体的に線の多いザラッとした質感の絵が合っている。ちょいちょい挿入される、ドヤーって感じの大ゴマも良い。顔の感じはエロ漫画家の月野定規にそっくり。匂い立つような生々しい空気感が、画面から伝わってきて圧倒されそうになる。そういうマンガではないのだが、「大迫力」と言っていい、と思う。そのせい
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購入済み
丁寧な筆致
その昔は、「未来からの手紙」というような道具立てでストーリーが進行していたのだが、今どきは当然 SNSが道具になっている。しかし、ストーリー展開のワクワク度 面白さは変わらない。絵柄は、デジタル描画とは思うが、丁寧な筆致で描き上げられていてなかなかに良い。
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無料版購入済み
王道なドロドロ(になる予定?)三角関係、feat. 再開した初恋と新人同僚に挟んだなよなよした主人公。女性の笑った口が大きいせいでみんなが怪しい気がする。
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Posted by ブクログ
前作の「中央線ドロップス」を割かし楽しんで読めたのでコレも読んでみました…まあ、なかなか楽しめましたね! てか、今、確認したんですけれども、作者の方、女性だったんですねぇ…通りで描写などにアレですね、繊細さというのか、男性作家にはない感性みたいなものを感じました…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、もう内容のほとんどを忘却してしまっているのですけれども(!)、結構エロい内容だったかな、と…でもまあ、この漫画の掲載は青年誌であるからして、当然のようにエロ漫画チックな内容にはなっておらず、アレですね、エロ描写も交えつつ登場人物の内面に迫るような…そんな内容になっています、ね!
という -
Posted by ブクログ
中央線沿線で暮らす人々のオムニバスドラマで、
キャラクターが跨がって登場することで、各話が微妙に繋がっている。
倦怠期に入った夫婦や、妻の妹である女子高生の生活、
また、その少女が通う学校の教師のエピソード、などなど。
ああ、あるある、わかるなぁ、という感じの話が多く、
そんなに意表を突かれはしないが、
女性教諭の同棲相手が何故か熊のシェフという
第3話「阿佐ヶ谷・高架の2人」はちょっとツボ。
最初、着ぐるみマニアの男かと思っていたが、どうやら本当に熊らしい。
そこだけファンタジーというかメルヘンになっていて浮いてるんだけど、
まあいいか(笑)