大鹿靖明のレビュー一覧

  • メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故

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    厚い本で読み終わるのに時間がかかってがあの時何が起きたのかがよくわかる。菅総理(当時)が福島を視察に行ったことが今も非難されているがこの本を読むと東電や原子力の専門家が全く役に立たず、情報も入って来ないため行動に出てしまったこともわかる。
    しかし、このことは反菅の材料になってしまった。

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    2013年04月29日
  • メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故

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    ネタバレ

    本書の帯にもあるように、まさしく「愚かな人間たちの物語」である。
    書名の『メルトダウン』は福島第一原発だけのことではない。東電も政治家たちも霞ヶ関の役人たちもマスコミ各社も皆、自らの保身と責任転嫁に明け暮れている姿は、浅ましさとおぞましさが同居している。モラルがメルトダウンしているのだ。
    民主党から自民党に政権が移行して、ますますこの溶融は進んでいくだろう。被災者・避難者は取り残されたままだ。
    著者には取材を続けて、是非とも第二部も上梓していただいきたいものである。

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    2013年03月04日
  • メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故

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    福島第一原発事故と東京電力、脱原発阻止に暗躍する官僚に迫るドキュメント。文庫化に当たり大幅加筆とのこと。

    喉元過ぎれば熱さを忘れるの諺の通り、あの時の悪夢の映像をまるで忘れたかのように原発は再稼働の道へ。果たして日本に未来はあるのかと考えさせられるドキュメントだった。

    自分の住む東北地方は内陸部でも東日本大震災発生と同時に停電、まさかそれが一週間も続くとは思わなかった。当然、テレビなど観ることが出来ず、ラジオだけが頼り。何よりも、どの位の被害が発生しているのか、津波の襲った沿岸部に住む両親は無事なのかといった情報を収集することに精一杯だった。

    しかも地震の翌日から毎日、会社の復旧に従事し

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    2013年02月18日
  • ヒルズ黙示録 検証・ライブドア

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    小説みたいな実際にあった話。
     ライブドアによるニッポン放送買収劇からホリエモンの逮捕までの事実を追ったルポタージュ。
    「面白い経済小説があるから」と貸してもらっても「ほんと面白かった~」と言えるぐらいの面白さで、市場の最前線を走っている奴はこんなにすごいことをやっているのかと、そりゃ頭のいい人が働きたくなるよとなる。
     信託を利用して株の所有権だけを移してみたり、大口投資家用の時間外取引で「適法」に大量の株を買い占めたり。
     市場のゆがみを見つけ、そのゆがみが正常化する過程で金を稼ぐのが投資ファンドだとどこかで聞いたけれど、ニッポン放送とフジテレビの関係なんてまさにそれ。
     お金には色とか階

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    2012年04月10日
  • ヒルズ黙示録 検証・ライブドア

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    なぜライブドアの堀江社長が捕まったのか?
    なぜライブドアが日本放送株を大量に取得したのか?
    TOBとは?MBOとは?

    あの時によくわからなかったことが詳細に書かれていて、
    非常に勉強になりました。
    ライブドアという会社がすごく実力主義で、自由な社風の裏に潜んでいたものが
    よくわかりました。
    決してライブドアだけの問題でなく、その周辺全体が騒がしかったことが事細かに
    書かれています。良書です。

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    2009年10月04日
  • ヒルズ黙示録 検証・ライブドア

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    逮捕者が出た“仕手戦”も絡む案件…言う人が“国策捜査”と呼ぶような事件…最近、逮捕者が「二審でも有罪」というような報道もあった…“半ば歴史”と感じられるが、本書に登場する様々な出来事の発生当時の報道を殆ど悉く見ているので、「そうだった、そうだった…」と思い出したり、「あれはこういう話し…」と新たに確認したりで、随分勢いよく読み進んだ…

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    2009年10月04日
  • ヒルズ黙示録・最終章

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    個人的に強い興味がある、村上ファンド。何が真実か。少しでも真実に近づくための情報を得るために、この本を読みました。村上ファンドの一連の話はもちろん、マスコミの一面的な報道を鵜呑みにすることの危険性、そして、情報そのものに対する考え方を見直す契機になると思います。06/12/08

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    2009年10月04日
  • 金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿

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    『金融庁戦記』は、金融庁誕生の背景や金融行政の変遷、金融危機への対応を通じて、日本のリスク管理の歴史を学べる一冊です。単なる金融業界のノンフィクションではなく、組織が危機に直面した際に、行政機関がどのように情報を収集し、意思決定を行い、社会的影響を最小化しようとしたのかを描いています。

    リスクコンサルタントにとって特に参考になるのは、平時には見えにくい制度上の欠陥や組織文化の問題が、有事にどのような形で顕在化するのかを具体的な事例から学べる点です。また、不祥事や経営破綻が単独の要因ではなく、ガバナンス不全、情報伝達の遅れ、監督機能の限界など複数のリスクが連鎖して発生することも理解できます。

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    2026年06月20日
  • 東芝の悲劇

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    東芝がアメリカのウェスチングハウスを買収し凋落していった過程を分析している。著者は、西室、岡村、西田、佐々木の過去4代の社長の名を挙げ、「人災である」と断罪している。自社の強みの一つである技術を把握できていない人がリーダーに立ち、会社を傾けるという日本の縮図のような展開だった。
    この本が刊行されたのが2017年9月、その後、東芝は医療機器、白物家電、半導体部門などを次々と切り売りして、2023年12月に上場廃止となっている。

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    2026年01月12日
  • 金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿

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    世間を騒がせた事件から、比較的マイナーなものまで、金融庁の一官僚が関わった事件や取り組みの舞台裏の一部を見ることができ、金融庁の一面を垣間見ることができる良書。

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    2022年08月07日
  • 金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿

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    よく知っている金融事件の裏側で活躍していた人物は魅力的であり、一気に読めた。当時はニュースを細切れに読んでいたので、まとめられた意義も大きい。

    金融に興味なくとも、物語として、自己啓発としても読めると思う。

    半沢直樹シリーズが好きな人にも、逆の立場を確立したであろう人を知ることができて興味深いかもしれない。

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    2022年02月21日
  • 金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿

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    「ちょいワルおやじ」的な風貌で知られ、大蔵官僚の「傍流」として、金融庁を中心に検査や調査、審査の部署ばかりを渡り歩いた異色の官僚である佐々木清隆氏が関わった様々な経済事件を取り上げ、その半生を振り返るドキュメンタリー。著者は、経験豊富な朝日新聞の経済部記者である。本書は、佐々木氏へのインタビューだけでなく、著者の関係者の取材や裁判資料の調査等によりまとめられたものであり、単に佐々木氏の言い分の垂れ流しではなく、佐々木氏や金融庁のやり方への批判的な指摘も盛り込まれている。
    現場重視、高い情報収集意欲、鋭い勘、根本原因追及の姿勢など、エリート官僚らしからぬ佐々木氏のキャラクターは、公務員の在り方と

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    2022年01月03日
  • 東芝の悲劇

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    東芝の粉飾決済の不祥事を中心とした経営危機について、粉飾を行った歴代社長に焦点をあてて書いてある。

    歴代社長の人柄に関わる背景が書いてあることが面白い。入社後のエピソードだけでなく、幼少期や学生時代のエピソードまである。権力や競争を好む性格の人もいれば「こんな人が不正をするの!?」と言いたくなるほどの品行方正な学生時代の人もいて、人間ドラマとして面白く読めた。

    東芝内部の権力闘争について書かれていることがこの本のキモだと思う。
    経団連のトップのための条件である会長職・社長職のポストを巡って東芝の歴代社長で争ったり、社内での求心力を高めるために自身の出身の部署の赤字を隠すために粉飾決済を行う

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    2020年09月13日
  • 堕ちた翼 ドキュメントJAL倒産

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    民主党政権になってから、JALが法的整理を実行するまでの経緯が、詳細に書かれています。
    政官財の癒着の構造なども書かれており、多角的です。

    丁寧に調査し書かれた良書と思います。

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    2020年09月05日
  • メルトダウン ドキュメント福島第一原発事故

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    第34回講談社ノンフィクション賞受賞作。電力会社に電気代を払っている日本国民、そして電気代が高いと嘆く日本国民にぜひ一読をお勧めしたい作品。東電だけにかかわらず、独占事業行ってる大企業に共通するものを感じる。

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    2020年08月25日
  • 東芝の悲劇

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    良本。技術力があっても、トップがダメなら全てダメを分らせてくれる。しかし、トップを育てるのも企業の役目なのだとしたら、そもそもの企業文化にも問題があったのだろうか。
    大企業であるがゆえに、ここにいれば安寧だろうと、苦難を自分ごとと捉えられない人は多い。自分が、どれほど会社のことを自分ごとと捉えているのだろうか?やはり自分ごとと捉えてこそ行動に移せるのではないかと強く思う。
    改めて見直すよいきっかけであり、会社である以上技術だけでなく経営面にも注意を払うべきと改めて気付かせてくれた。

    しかし、最後東芝メモリに救済の手が差し伸べられていく様には、やっぱりメーカーは技術力さえあれば生き残れるのか…

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    2019年10月13日
  • 東芝の悲劇

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    まだ記憶に新しい東芝のグダグダなので、興味深く読めた。西田が文人教養深い経営者としてもてはやされていたのは、よく覚えている。

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    2018年10月08日
  • ジャーナリズムの現場から

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    筆者の大鹿さんが自ら気になっているジャーナリスト10名と対談する。それぞれのジャーナリストの信念に触れるなかで、ジャーナリズムとは何かが表れてくる。

    私はノンフィクション等にある程度興味があるが、ジャーナリズム、マスコミの世界等にあまり知識がないため、記載されている内容は新鮮だった。

    対談相手の第一線のジャーナリストたちも筆者と同様に自らの信条があり、曲げることなく貫き、結果を出してきた人たちで、よくぞここまで信念を貫き行動ができているなと感心する。

    男性と女性で感心の持ち方が違いがある、男性はやはり社会のしくみ、政治構造的なものに興味が行きがちで、女性は自らの目線での問題意識が高い気が

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    2017年10月21日
  • ヒルズ黙示録・最終章

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    約10年前に起きた堀江貴文氏率いるライブドアを中心とするヒルズでの騒動の裏側を書いた一冊。

    強制捜査前までライブドアが企てていたソニー強奪計画、昨年も黒田電気への投資などで話題となった村上世彰氏のアクティビストに潜む裏の顔、阪急阪神の統合の裏側、村上ファンドを吊し上げるべく粉飾に及んだ検察の闇、今でもメディアに出演する堀江氏のライフドアでの立ち位置、堀江氏の参謀として手腕を発揮した宮内氏の変貌と前作も読んだのですが、今回も事件の裏で行われていた真実に何度も驚かされました。

    実際ヒルズ族と言われたIT長者が社会の中で球界やメディアに殴り込みをかけた一大騒動の顛末、そしてそこから見えてくる息を

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    2016年03月07日
  • ジャーナリズムの現場から

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    福島原発事故の報道のありように対する疑問を出発点とする、新聞社所属、独立両方のジャーナリストへのインタビュー。
    自分で企画できた / する必要があった、週刊誌の経験が貴重だったと言う人が複数あり、今の雑誌の状況と対比して印象的だった。インタビューを受けた人達の著作、勧めるノンフィクションを、読んでみたくなる。

    編者である朝日の記者が 2014 年時点で言う、「四半世紀前は 1/5 いた『これをやりたい』という意欲を持つ記者が最近では 1/20 くらいではないかと思っている」というのが、象徴的。まだ 1/20 はいるのか、とも思うが、等差級数でなく等比級数であることを祈る。

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    2016年10月30日