大﨑洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・くるくる変わる人間とその瞬間に会っただけ。
・全ての瞬間で悪人もいい人もいない。
・人間は日々変容していく。
・本当に悩みを解決したいのなら、自分に相談するしかない。
自分の悩みに答えを出すのは、自分だけだ。
・「異質な人」がいるからこそ、社会は多様性を持つ。あれこれ悩んで考えることが、夢見る力や構想力につながる。
・どんな仕事でも、とりあえず与えられたものを全力でやってみる。
・笑いというのは「愛情」をベースとした人と人との繋がり。
・合理性を求めすぎた瞬間、愛情と人間臭さは消えてしまう。
・みんな、「そういうものに、私はなりたい」という気持ちを抱えて、下手くそに生きている -
Posted by ブクログ
「3人目のダウンタウン」と言われるほど、
浜田雅功と松本人志の才能を見抜き、
ずっと育ててきて、吉本興業の会長にまでなった。
生い立ちから入社してからのたくさんの苦労話。
たくさんのタレントや芸人との裏話など、
読んでて楽しかった。
何より、脱力系でありながら、やるときはとことんやる、
という、真摯な性格がうかがえる。
人間的にとても好感が持てる方。
居場所がなかったと、書いてあるが、
大崎氏自体が、たくさんの人の居場所になっていたのでは。
くよくよしているときは、しゃーない、
と、口にすると、少し楽になるかも。
細かいことにこだわる人や、
周りから浮いているんじゃないかと思っている -
Posted by ブクログ
吉本興業の会長まで務めた人だが、飾ったところがない。修羅場をくぐった武勇伝でもない。元々の自分の性格をよくわかっていて、その上で、ダウンタウンの才能にほれ込んで彼らの笑いを世の中に届けること、そして会社を良くしたいという思いで会長まで上り詰めた人。興業という裏社会とのつながりも躊躇なく語り、その上で、正すべきところは正し、でも、ルールでがちがちに縛りたくないという優しさ。こういう人が、企業のトップにいると、社員は幸せだなあ。
競争しない。友達は無理に作ろうとしない。誰か一人でも信じてくれる人がいればいい。その人に恥じないように生きればいい。逃げる場所を持つ。いやな人はいるが、自分にとって見え -
購入済み
ええ本です
一気に読めました。
何かタメになった!、と言うよりはネクタイを少し緩めて楽になった。
と言う感覚を読み終えた後感じました。 -
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2023年初版。著者にとても興味を持っていました。勝手なイメージとしては、ダウンタウンを売れっ子にした敏腕マネージャー・今田耕司さん・東野幸治さんをはじめとする芸人さんをプロデュースしたやり手。きっと上昇志向の塊のような野心家。読んでみると全く本人には、そんな意識はないようです。ただ、感じてのは仕事については懸命に向き合ってきたこと。世間では当たり前に訴えられていること、友達が大切であることやコミュニケーションの重要さなどを否定はしないが、絶対的なものではないと言うこと。それとお母さんとのこと、ダウンタウンの二人との逸話や関係。3人目のダウンタウンと呼ぶにふさわしい方だと思います。面白かった。
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すごく共感できるところと、でも吉本の会長まで登り詰めたからには、おっしゃるとおりにはいかなかったところももっとあっただろうにと思ってしまう部分とあって、その折り合いをどうつけたのかが知りたいところなんだけどな、という読後感もあった。
「たまたまなっただけ」という謙遜はそのとおりなのだろうけど、でもご本人的にももっといろいろな感情が動かないわけないのではと思うのは、深読みしたすぎ?まあ、大人の事情で書けないこともあるのだろうけど。
ただ関東の人間なので、二丁目劇場時代はわからないけど、東京進出後はダウンタウンをずっと見てきた者としては、大崎さんから見たダウンタウン史という側面もあったので、終始興 -
Posted by ブクログ
吉本興業の冴えないサラリーマンが、ダウンタウンのマネジメントをきっかけに東京へ大阪へと流転しながら、成り行きで社長の座に流れ着く。成長とか野心とか成り上がりとは一切無縁の「アホ社員」が半生を振り返って掲げた人生訓は、12の「しないこと」だった。
読んでいて想起したのは、キーツのネガティブケイパビリティ。
「事実や理由をせっかちに求めず、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」
しゃーないものはうっちゃる。とりあえず脇に置いておく。うまくいかない、どうにもならない時にこの本をパラパラめくれば、少しラクになるかも。そんな本かなと思う。浜ちゃんの「1回休み」にずいぶん救われたりする。 -
Posted by ブクログ
よしもとのあの闇営業の記者会見での印象しかなかった著者。ダウンタウンにとっては特に松本人志とは縁に深い人なのだろう、そういえば”放送室”でなんどか大崎さんの名前がでてきてたわ。
苦労人であることは確か。
もっと苦労人なのが著者の母、祖父母の介護に自分の闘病(乳がん)見舞う息子を”はよ、仕事行き”と気遣う姿は私の母親と重なってせつなくなった。
著者の気持ちが痛いほどわかって病院の待合室で読んでたのに泣きそうになって困った。
まっちゃんとの約束(プールで潜水し最後まで泳げたら一個だけ言う事きいてもらうという)なんだったのか気になるけど、公けにしないとこも好感持った。