田中裕子のレビュー一覧

  • ポストカード
    読まなければならない本だと思った。
    ドイツ以外の国もホロコーストに関わっていたという事実は、知識として知ってはいたが、物語として受け取ると、ドイツ一国の問題ではなくヨーロッパ全体の問題なのだということが理解できた。人権の国フランスでの話というところもまた考えさせられたし、子供たちの断片的な体験からも...続きを読む
  • ポストカード
    圧倒的に今年一番の小説でしょう。
    最近ポストカード収集にハマっているので手に取った本作ですが、内容は著者のルーツを探る内容というと軽く聞こえるが、要するに第二次世界大戦下のフランスにおけるユダヤ人がどのように扱われたか、なんですよね。
  • ポストカード
    ユダヤ人の置かれた状況やアウシュビッツなどのシーンは、辛くて辛くて読むのが鈍るほどだったが、届いた1枚のハガキを追いかけるアンヌの情熱や思いに、引きずられるようにしてついていった。
    やはり最後まで読むべき。よかった。

    これを選ぶフランスの高校生もすごいな。

    ネミロフスキーのことも出てきた。
  • 「バカ」の研究
    一言でバカと言っても定義は広く各々でバカについて真面目に研究していることが「バカらしくて」好き。(褒めてます)
    悩んだ人にオススメしたくなる本でしたので、知人に紹介してしまいました。
    僕の結論は「バカは相手にしない」でした。
    自分も誰かのバカであるということに改めて気付かされた本です。
    一度はバカら...続きを読む
  • 「星の王子さま」に学ぶ幸福論――本当の幸せをつかむための25のレッスン
    星の王子さまが好きなので読んでみたら心が豊かになれる温かい本だった。
    大人になって見えなくなっているものに気づかせてくれて、もう一度子どものような純粋な気持ちで進むことができる。
    疲れた人にちょうど読んでほしいような物語。
    他の人と比べずに自分らしく生きることを教えてくれる。
  • 「バカ」の研究
    「バカ」はla connerieで、bullshitの意味らしい。各種の認知バイアスとかの話をインタビューでわかりやすくやるってやつ。読みやすいのでよいだろう。
  • 「バカ」の研究
    とても面白かった❗️24人の超一流科学者、心理学者、元ジャーナリストのそれぞれの【バカ】に対する個性的な知見が特に興味深かった。しかも読みやすい構成で一気に読めました
  • 「バカ」の研究
    「あぁ、俺はなんてバカなんだ」「またあいつはそんなバカなこと言ってんのか」
    自分も日常で結構頻発してしまっている「バカ」とは何なのか、20人以上の学者、著名人が大まじめに定義しようとしたり、分析、考察している。
    中には直接「バカ」に言及していないインタビュー対談などもあるが、心理学や近年の脳科学ブー...続きを読む
  • シェフ
    登場人物のカタカナ名前が覚えられず、ストーリーを追うのに苦労する。なので、外国人作家の小説は基本手にしない。
    美食、策謀、嫉妬…そして愛と孤独。フランス美食業界の光と影を描き切った傑作小説という帯のことばに、思わず手にした。
    前の方に設けられた、「登場人物」のページを何回も行ったり来たりしながら読み...続きを読む
  • ポストカード
    今の時代、特に日本では考えられないほど、ドイツやイタリア、フランスでのポストカードが持つ存在は大きい。自分の今いる存在や空気、心理的精神的な呟きを伝える一枚のポストカード。
    著者の曾祖母とその子供の名前だけが記された・・そこに込められた事実をすこーしずつ糸を手繰るかのように事実を探っていく。
    ノンフ...続きを読む
  • ポストカード
    ロシア、フランスの流れで見るホロコーストものは初めて。ほんとにひどい。想像を超える残虐さ。でも、家族の足跡が明らかになっていくさまには希望が見えました。生きてきた人の息吹が感じ取れるのは代え難いエネルギーになると実感しました。
  • 「星の王子さま」に学ぶ幸福論――本当の幸せをつかむための25のレッスン
    何を大切にするべきなのか
    私が本当にしたいことは何か
    自分の中に眠っている王子様を少し見つけれたようで、これから先道に迷った時の道標としてこの本を大事にしていこうと思いました
  • 「バカ」の研究
    面白い。
    著名な学者達によるバカに関する意見・研究を真面目に集めた一冊。
    身に覚えがあったりすると冷や汗ものだが…

    まだまだ半分くらい読んだだけ。
    ゆっくりとバカを楽しませて頂く予定です。
  • 「バカ」の研究
    バカを辛辣な表現で書いてあって面白い。痛快な内容。
    認知バイアスなどによってバカげた判断をしてしまうとかとか。
  • 「バカ」の研究
    バカは六の目を出したいがために、渾身の力をこめてサイコロを振る。バカはロトの番号を自分で選びたがる。/一般的にバカはものの見方が単純だ。だから桁の大きな数字、平方根、複雑な現象を苦手とする。ガウス曲線の両端しか理解できない。/「すべての正義は報われ、すべての罪は罰せられる」という考え方だ。これはおそ...続きを読む
  • 「バカ」の研究
    20人以上の世界のトップレベルの心理学者、経済学者、脳科学者達が、”バカ”についての(真面目な)考察集。

    「バカ」を研究するといっても、そもそも「バカ」の定義があいまいのため、そこから始まり各人各様の持論が展開されるのだが、おのずと共通の定義などが見つかって面白い。
    また、「バカ」の様々な実例を読...続きを読む
  • 「バカ」の研究
    なかなかに衝撃的なタイトル。
    思うところがあり読んでみましたが、結論は『バカに関わるな』ということでした。

    自分を省みるために、また読み直したいです。
  • 「バカ」の研究
    「バカ」をキーワードに様々な研究者が論評している。インタビュー形式もあり。
    「バカ」な人のこととか、「バカ」な判断のこととかいろんな「バカ」があります。
  • デンマーク人が世界で一番幸せな10の理由
    デンマークは1年のうち9か月が冬。午後3時には日が暮れる。所得税率60%、自動車税率180%、小委税25%。
    1、民主主義国家であること。2,一定のレベルまで反映していること、3、公正な社会であること、4,戦争がないこと。ここまでで30~40か国に絞られる。さらに、他人を信頼できるか、自分の人生を選...続きを読む
  • 「バカ」の研究
    バカって言葉がこんなに散りばめられている本は未だかつて見たことない笑

    それぞれの章、それぞれの人物が別々のテーマで「バカ」について論じているけれど、一貫して言えるのが、知識や知性のあるなしとバカであるということは関係ないということ。逆に言うと、誰でもバカになりうるということだ。

    各テーマで、シス...続きを読む