酒井寛のレビュー一覧

  • 花森安治の仕事

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    最近ハマっている暮しの手帖の創業者。
    生まれ育ちから、戦争を経た考え方/心情に至るまで。
    浅い言葉になるが、深みを知れた。

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    2025年11月29日
  • 花森安治の仕事

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    読んで良かった本。
    何となく「暮しの手帖」というと今の『テイネイナクラシ』派の土台というか総本部みたいなイメージで敷居が高いような高くないような。憧れる部分もありつつぶっちゃけ面倒…というような、良く知ってる方には無礼極まりないイメージを持っていてすみません。
    私は大いに誤解していたのだけど、戦後はそれより前のものを全部ぶっ壊して(あるいはぶっ壊されて)せーので出来上がったものだと思っていた。もちろんぶっ壊されなければ出来なかったものではあるのだろう。けれど、誰がつくったかというと戦前の暮らしをしていて教育を受けていてその中で価値観を育んできた人々だ。戦後の会社の大元は戦前からあるものだ。

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    2017年06月08日
  • 花森安治の仕事

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    『暮らし』を良くしたいならば、左とか右とか、関係ない。小沢一郎ほか政治屋さんは、『生活第一』をマニフェストに掲げて言う。しかし、暮らしと生活は別物だ。本書を読むとそれがわかる。暮らしだけは複数形になりうる。

    これはあなたの手帖です
    いろいろのことが 書きつけてある
    この中の どれか 一つ二つは
    すぐ今日 あなたの暮しに役立ち
    せめて どれか もう一つ二つは
    すぐには役に立たないように見えても
    やがて こころの底ふかく沈んで
    いつか あなたの暮し方を変えてしまう そんなふうな
    これは あなたの暮しの手帖です  花森安治

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    2012年01月11日
  • 花森安治の仕事

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    これは、1988年に朝日新聞社から出た本(1992年には朝日文庫に入っています)ですが、今年が花森安治生誕100年ということでそれを記念して、それに日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した作品でもあるということで復刊されたようです。

    あれほど期待し信じていた民主党にすら、腐敗しきった自民党まがいに裏切られつつあるこういう時代だからこそ、花森安治は何度でも振り返ってあまりある重要な人物です。

    実際に私も雑誌を2誌創刊して廃刊したり、本の代筆や編集に携わったことがありますが、迎合したり媚びへつらったり圧力に屈しないようにすることが、どれだけ困難でいかに大変かは身を持って経験してはいます。

    雑誌『

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    2012年02月23日
  • 花森安治の仕事

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    『暮しの手帖』初代編集長・花森安治の仕事ぶり、生きざまを描いた一冊。
    昭和の香りをたっぷりまとった信念のヒト。こういう人の下で働くのは、きっとその時は辛くて大変なんだろうけれど、後になってその意味がじんわり分かって感謝の気持ちでいっぱいになる、という感じなんだろう。
    信念をもったヒトに仕えてみたいと思うと同時に、自分にはそんな信念があるのか…と考えこんでしまった。

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    2018年11月18日
  • 花森安治の仕事

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    断片的に
    読んできた
    「暮らしの手帖」の
    あれやこれやが
    ゆっくり
    つながっていく

    どんな「仕事」にも言えることだけれど
    やっぱり
    行き着くところは
    その「人」なんだなぁ
    と 改めて思う

    だから
    「暮らしの手帖」が
    存在したんだ
    を 確信(!)できる
    一冊です

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    2012年03月02日