イビチャ・オシムのレビュー一覧
-
日本サッカー界の名将で去年亡くなったイビチャ・オシム氏の著作。
日本サッカーを文化的側面から分析し、日本人のメンタリティ、思考について論じられた本。
フォーメーションや戦術にフォーカスされがちなサッカーをメンタリティの観点から分析されたものは新鮮に感じられた。
リスクを負うことの重要性や、考え...続きを読むPosted by ブクログ -
これは、イビチャ・オシム氏の2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の分析レポートです。
そして、日本チームへ、残した言葉が、”恐れるな”です。
冒頭で恐縮ですが、各章と、その内容について以下にしめします。
はじめに
これは、本書を書かかれた理由を話されている
第1章 ほんの少しのリ...続きを読むPosted by ブクログ -
イビチャ・オシム氏は、世界の頂点であるサッカー指導者のひとりだ
その指導者が日本にきてくれて、日本のために、本場のサッカーを教えてくれていた
なんと幸運な時代であったのだろう
本文は、「リスクを負わない者は勝利を手にすることができない」で始まる
分岐点となるのは、彼らが「自分たちはできる」と信じ...続きを読むPosted by ブクログ -
こういう人に1度でも日本の監督をやってもらえたことは大きな財産になっているのではないかと心から思うな。Posted by ブクログ
-
サッカーの元日本代表監督オシムさんが書いた本。個人的にカズも大好きなんですが、オシムも結構好きなんですよ。オシムさんに対する質問を、読者や現役サッカー選手から集め、それをオシムさんにぶつけたら...という構成の新書。オシムさんが質問にどのように回答するのか、というのがこの本の肝になってるので、具体的...続きを読むPosted by ブクログ
-
オシム監督の思想・哲学による日本サッカー界へのビジョンに触れることができる。当時の日本代表候補をどのように見ていたのか知ることができて面白い。すごく客観的に、公平に物事の真理を見抜いていたのだなぁ。改めてすごい人だと思う。日本の学校教育のおかしさについての指摘も鋭いと思う。Posted by ブクログ
-
だから、オシムさんの話は面白い!
オシムチルドレンやジャーナリスト、会社員の質問にオシムさんが答えるこの著書。
一読しただけでは、全て理解できない、奥底にある答えを自ら探す。
オシム語録に代表される“答えのない答え”
の数々が、この本には多くあります。
何度も何度も読み返すべき本...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に本を探索していた時にオシムさんのこの書を見つけた。
思えば幾年も経過したが、自分が読書を習慣づけるきっかけとなったのが木村さんの「オシムの言葉」であった。
あの書をゲレンデへ向かうバスの中で貪るように読んだことを今でも覚えている。
やはり今でも多くのインプリケーションをもらえるオシムさんには本...続きを読むPosted by ブクログ -
急いてはいけない
時には立ち止まって考える事が大事だと。
この本はサッカー監督のための本では無い。書いてあることはサッカーだが、それを置き換えても十分に通用する教えが書かれている。
何をどう話すと相手に伝わるか?
こんなことまで答えてくれる。
ハードカバーのビジネス書より薄くて安くて深い言...続きを読むPosted by ブクログ -
チェック項目20箇所。日本のサッカー選手は機敏に良く動き、勤勉。敏捷性、尋常ではない闘争心、サッカーに必要な多くの感覚や素晴らしい個人技術・・・しかし技術がチームのためになっていない。ピッチで指示を待ち続けていては試合に負けてしまう。どのチームにもストロングポイントとウィークポイントがある。どんな場...続きを読むPosted by ブクログ
-
オシムさんは特にだけど、外国の指導者の精神は日本の風土のみでは培われない(にくい)芯がある。いくら厳しく接していても、人間一人一人に対する根本的な敬意を感じる。信仰心とかも関連してるのかな。
エッセイ本としても、風土による考え方の培われ方の違いを知るという意味でもすごく面白い本でした。Posted by ブクログ -
ご存じ、イビチャ・オシム氏が南アフリカ・ワールド杯を振り返り、そして2014年ブラジル大会までに日本代表が何をすべきか熱く語った一冊。日本の全試合、各選手について、審判、Jリーグ、優勝したスペイン代表、戦術、観客、マスコミ、JFA、ザッケローニ等、我々が知りたい全方位のテーマに対する言及がなされてお...続きを読むPosted by ブクログ
-
・強者より弱者のほうが多いこの世界では、勝ち点3ではなく勝ち点1を全力で取りに行くことも必要だ。
・「正しく」行なうとは
できる限り最高の仕事をすること。それこそが「正しい」の意味
・よいチームのエッセンス
コミュニケーション:力を最大限に引き出す
キャプテン:年齢ではない。賢明で隙間を埋め...続きを読むPosted by ブクログ -
2010W杯前の本なので前半の代表分析は多少古いが、後半の提言は納得感あり。
・従順な子供は扱いやすいが、サッカーでは一番のハンディキャップになる
・リスクを負わないものは勝利を手にすることはできない
・責任感がある選手だけがプレーできる
・日本では子供の頃から他人に自らの進む道を依存する傾向にある...続きを読むPosted by ブクログ -
買うときは知らなかったが、読んでみると南アフリカW杯に向けて出版された本のようだ。結果が分かっている未来から読み直すという形になったが、そのことでオシムの慧眼に改めて驚かされた。メディアはW杯を中心に報じ、負ければ一斉に監督を非難し、チームの問題点を論う。しかし日本サッカーを真にワールドクラスに引...続きを読むPosted by ブクログ
-
オシムはサッカーにも人生にも「NormalとCorrectが大事」と説く。Normalとは、ある出来事に一喜一憂せず、平常心で向き合うこと。Correctとは常に、正しいことを選択すること。Posted by ブクログ
-
「正しい」というのは、できる限り最高の仕事をすることであり、それこそが「正しい」の意味だ。(p96)
ヨーロッパでは、国の成り立ちは比較的単純で、誰もが自分の国の成り立ちをわかっている。しかし日本は、天皇やサムライについて説明するのは簡単ではない。将軍が何であるのかわかってはいるが、背後のニュアン...続きを読むPosted by ブクログ -
サッカーを通じて日本人のメンタリティを紐解く。
日本代表の監督をしていたイビチャオシム監督から見た日本人の特徴を語る。他を尊敬しすぎることや自信のなさが欠点だと語る。それでも世界に通用する力はあり、オリジナルを目指せとも語る。
どんな世界にも通じるような価値観が見える良き一冊。
一番印象的だったの...続きを読むPosted by ブクログ -
2010年、南アフリカW杯を控えて書いた本。考え方が、サッカーを超えてためになる。
長所、短所を客観的にみつめる。悪条件化ではメンタルフィットネスの準備。
C0295Posted by ブクログ -
ワールドカップが 終わり、
なんとなく 不完全燃焼があった。
野球やラクビーの選手や監督の 本を
読んだことが あったが、
サッカーについては、ほとんど読んだことがなかった。
たまたま イビチャオシムの本が あったので、
手に取ったが おもしろい。
『サッカーの思想家』と言われるだけあって、
人...続きを読むPosted by ブクログ