イビチャ・オシムのレビュー一覧

  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    日本サッカー界の名将で去年亡くなったイビチャ・オシム氏の著作。

    日本サッカーを文化的側面から分析し、日本人のメンタリティ、思考について論じられた本。

    フォーメーションや戦術にフォーカスされがちなサッカーをメンタリティの観点から分析されたものは新鮮に感じられた。

    リスクを負うことの重要性や、考えながら走ることが説かれていて、特に走力の重要性は今でこそ重視されているが、10年以上前からこれ程重要性を強調していたオシム氏には改めて驚かされた。文中にも代表監督候補やJリーグの底上げなど日本サッカーの展望を描かれており、先見の明を持たれていたことが伝わった。

    日本サッカーの発展に寄与され、日本を

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    2023年12月01日
  • 恐れるな! なぜ日本はベスト16で終わったのか?

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    これは、イビチャ・オシム氏の2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の分析レポートです。

    そして、日本チームへ、残した言葉が、”恐れるな”です。


    冒頭で恐縮ですが、各章と、その内容について以下にしめします。

    はじめに
     これは、本書を書かかれた理由を話されている

    第1章 ほんの少しのリスクと勇敢さを
     オシム氏が感じている日本チームの特徴、振り返り

    第2章 ベスト16の真実
     日本チームの4試合の時系列的分析

     日本1-0カメルーン 6月14日
     日本0-1オランダ  6月19日
     日本3-1デンマーク 6月24日
     日本0-0パラグアイ 6月29日(PK3-5)

    第3章 

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    2022年06月01日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    イビチャ・オシム氏は、世界の頂点であるサッカー指導者のひとりだ
    その指導者が日本にきてくれて、日本のために、本場のサッカーを教えてくれていた
    なんと幸運な時代であったのだろう

    本文は、「リスクを負わない者は勝利を手にすることができない」で始まる

    分岐点となるのは、彼らが「自分たちはできる」と信じること。つまり「自信」を持つことなのだ。

    自分たちには「何ができて、何ができないのか」。もしくは相手が「何ができて、何ができないのか」、それらを客観的に分析することが必要なのだ。

    相手にとって一番強いポイントこそ、最も傷つきやすいウィークポイントなのである。

    サッカーには集団的インテリジェンス

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    2022年05月11日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    こういう人に1度でも日本の監督をやってもらえたことは大きな財産になっているのではないかと心から思うな。

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    2018年11月05日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    サッカーの元日本代表監督オシムさんが書いた本。個人的にカズも大好きなんですが、オシムも結構好きなんですよ。オシムさんに対する質問を、読者や現役サッカー選手から集め、それをオシムさんにぶつけたら...という構成の新書。オシムさんが質問にどのように回答するのか、というのがこの本の肝になってるので、具体的に内容については書けないんだけど、色んな質問に対する回答の仕方が、オシムさんらしいよな、と感じたりもした。薄い本なのでサクサク読めたけど、内容は非常に深いな、と感じた。

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    2017年09月07日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    オシム監督の思想・哲学による日本サッカー界へのビジョンに触れることができる。当時の日本代表候補をどのように見ていたのか知ることができて面白い。すごく客観的に、公平に物事の真理を見抜いていたのだなぁ。改めてすごい人だと思う。日本の学校教育のおかしさについての指摘も鋭いと思う。

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    2017年06月28日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    だから、オシムさんの話は面白い!
    オシムチルドレンやジャーナリスト、会社員の質問にオシムさんが答えるこの著書。

    一読しただけでは、全て理解できない、奥底にある答えを自ら探す。
    オシム語録に代表される“答えのない答え”
    の数々が、この本には多くあります。

    何度も何度も読み返すべき本だと思います。

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    2017年02月26日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    ネタバレ

    久々に本を探索していた時にオシムさんのこの書を見つけた。
    思えば幾年も経過したが、自分が読書を習慣づけるきっかけとなったのが木村さんの「オシムの言葉」であった。
    あの書をゲレンデへ向かうバスの中で貪るように読んだことを今でも覚えている。
    やはり今でも多くのインプリケーションをもらえるオシムさんには本当に感謝しかない。

    本書においてもオシムチルドレンのJリーガーたちの質問なども記載がある。
    私は特に印象に残ったのは水野晃樹選手の質問だ。

    「昔のプレースタイルを追い求めるのをやめ、新しいプレースタイルを追求したほうがよいのでしょうか」

    オシムによって成長し、一時はセルティックに移籍、その後紆

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    2016年12月17日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    急いてはいけない

    時には立ち止まって考える事が大事だと。

    この本はサッカー監督のための本では無い。書いてあることはサッカーだが、それを置き換えても十分に通用する教えが書かれている。

    何をどう話すと相手に伝わるか?

    こんなことまで答えてくれる。

    ハードカバーのビジネス書より薄くて安くて深い言葉。

    こんなすごい監督が日本にいたこと、千葉と代表の監督をしてくれたこと、今でも日本を気にかけてくれること。全てに感謝したい。

    常に取り出して読み返す本。

    #当時浦和対ジェフの試合を見たが、こんなに後から後から選手が飛び出してくるサッカーは見た事がなかった。しかも強い。
    なぜこの流れをジェフは

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    2016年11月19日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    ネタバレ

    チェック項目20箇所。日本のサッカー選手は機敏に良く動き、勤勉。敏捷性、尋常ではない闘争心、サッカーに必要な多くの感覚や素晴らしい個人技術・・・しかし技術がチームのためになっていない。ピッチで指示を待ち続けていては試合に負けてしまう。どのチームにもストロングポイントとウィークポイントがある。どんな場合もそれを客観的に精査しなければならない。責任転嫁しない。スターに敬意しすぎる。情報収集は必要だがしすぎると恐怖に変わる。自分たちには何ができて、何ができないのか、相手には何ができて、何ができないのか客観的に分析することが必要。自分を信じることがメンタリティの中でも最優先されるべきこと。相手の一番強

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    2012年01月09日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    オシムさんは特にだけど、外国の指導者の精神は日本の風土のみでは培われない(にくい)芯がある。いくら厳しく接していても、人間一人一人に対する根本的な敬意を感じる。信仰心とかも関連してるのかな。
    エッセイ本としても、風土による考え方の培われ方の違いを知るという意味でもすごく面白い本でした。

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    2011年10月23日
  • 恐れるな! なぜ日本はベスト16で終わったのか?

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    ご存じ、イビチャ・オシム氏が南アフリカ・ワールド杯を振り返り、そして2014年ブラジル大会までに日本代表が何をすべきか熱く語った一冊。日本の全試合、各選手について、審判、Jリーグ、優勝したスペイン代表、戦術、観客、マスコミ、JFA、ザッケローニ等、我々が知りたい全方位のテーマに対する言及がなされており、氏の日本サッカーへの深い愛情を感じる。

    読み進めていくうちに、ふと、オシムこそ現在考えられる”最強のキュレーター”なのではないかと思った。
    キュレーター=情報を収集し、選別し、それらに「意味づけを与えて」、共有する人。
    オシムほどの人をつかまえて”キュレーター”とはいささか失礼な感もある。ただ

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    2010年10月19日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    ネタバレ

    ・強者より弱者のほうが多いこの世界では、勝ち点3ではなく勝ち点1を全力で取りに行くことも必要だ。

    ・「正しく」行なうとは
    できる限り最高の仕事をすること。それこそが「正しい」の意味

    ・よいチームのエッセンス
     コミュニケーション:力を最大限に引き出す
     キャプテン:年齢ではない。賢明で隙間を埋められる人
     適切:自発的にメンバーがやれることをやれる環境
     距離感:近すぎず、遠すぎず
     尊重:自分より優れたアイデアを持つ人がいることを認める
     

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    2019年01月27日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    2010W杯前の本なので前半の代表分析は多少古いが、後半の提言は納得感あり。
    ・従順な子供は扱いやすいが、サッカーでは一番のハンディキャップになる
    ・リスクを負わないものは勝利を手にすることはできない
    ・責任感がある選手だけがプレーできる
    ・日本では子供の頃から他人に自らの進む道を依存する傾向にある
    ・急激な成長は壁を乗り越える力を阻害する

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    2018年10月09日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    ネタバレ

     買うときは知らなかったが、読んでみると南アフリカW杯に向けて出版された本のようだ。結果が分かっている未来から読み直すという形になったが、そのことでオシムの慧眼に改めて驚かされた。メディアはW杯を中心に報じ、負ければ一斉に監督を非難し、チームの問題点を論う。しかし日本サッカーを真にワールドクラスに引き上げるにはそのような近視眼的な思考は足かせになる。
     オシムは日本が抱える慢性的な問題として、「責任感」、「ディシプリン」、「リスク」を挙げている。これらは2017年時でも解決すべき課題のまま残っていると思われる。またさらに本質的な問題として日本にはサッカーが文化として定着していないことが指摘され

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    2017年05月19日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    オシムはサッカーにも人生にも「NormalとCorrectが大事」と説く。Normalとは、ある出来事に一喜一憂せず、平常心で向き合うこと。Correctとは常に、正しいことを選択すること。

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    2017年02月10日
  • 急いてはいけない ~加速する時代の「知性」とは~

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    「正しい」というのは、できる限り最高の仕事をすることであり、それこそが「正しい」の意味だ。(p96)

    ヨーロッパでは、国の成り立ちは比較的単純で、誰もが自分の国の成り立ちをわかっている。しかし日本は、天皇やサムライについて説明するのは簡単ではない。将軍が何であるのかわかってはいるが、背後のニュアンスは複雑で奥深い。(p173)

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    2016年12月17日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    ネタバレ

    サッカーを通じて日本人のメンタリティを紐解く。
    日本代表の監督をしていたイビチャオシム監督から見た日本人の特徴を語る。他を尊敬しすぎることや自信のなさが欠点だと語る。それでも世界に通用する力はあり、オリジナルを目指せとも語る。

    どんな世界にも通じるような価値観が見える良き一冊。
    一番印象的だったのは模倣をする限りそれはオリジナルを超えることは出来ず、自分の強みを活かしたオリジナルをつくることが重要だという内容だった。

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    2016年05月05日
  • 考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか?

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    2010年、南アフリカW杯を控えて書いた本。考え方が、サッカーを超えてためになる。
    長所、短所を客観的にみつめる。悪条件化ではメンタルフィットネスの準備。

    C0295

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    2014年11月15日
  • 恐れるな! なぜ日本はベスト16で終わったのか?

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    ワールドカップが 終わり、
    なんとなく 不完全燃焼があった。

    野球やラクビーの選手や監督の 本を
    読んだことが あったが、
    サッカーについては、ほとんど読んだことがなかった。

    たまたま イビチャオシムの本が あったので、
    手に取ったが おもしろい。
    『サッカーの思想家』と言われるだけあって、
    人間論、日本論が 背後に しっかりと控えている。
    サッカーに対する 思い入れも 充分に伝わる。
    『脳梗塞』で倒れても、未だ、健康な思考の中で
    考察している。

    実名で それぞれがでてくるし、2014年のワールドカップでも
    でた選手が多いので、なるほどなぁ。サッカーって そうみるのか
    と あらためて 認

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    2014年08月14日