ジェイムズケストレルのレビュー一覧

  • 真珠湾の冬

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    1941年ハワイ。アメリカ陸軍上がりの刑事マグレディは、白人男性と日本人女性が惨殺された奇怪な事件の捜査を始める。ウェーク島での新たな事件を経て容疑者がマニラ・香港方面に向かったことを突き止めた彼はそれを追うが、折しも真珠湾を日本軍が攻撃。太平洋戦争が勃発する。陥落した香港で日本軍に捕らえられ、東京へと流れついたマグレディが出会ったのは……。戦乱と死が渦巻く激動の太平洋諸国で連続殺人犯を追う刑事の執念。その魂の彷徨を描く大作ミステリ。

    日本の描写が一部気になるところもあったが、スケールの大きな警察小説。大いに堪能させていただきました。

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    2023年09月06日
  • 真珠湾の冬

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    ミステリーというよりも冒険小説。スパイ小説かな。昔の007映画を見ているような気にもさせられます。
    真珠湾攻撃直前にハワイで起きた事件を追って東京に...。今なら15時間程度のフライトのハワイ⇒香港の移動や第二次大戦前・後の日本と日本人が描かれていて面白かった。

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    2023年04月02日
  • 真珠湾の冬

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    ほぼ一気読み。こんな壮大なミステリは初めて。事件に戦争と幽閉を挟むなんてすごすぎます。真珠湾や東京大空襲をこんな角度から見るのは実に新鮮。映像が目に浮かぶほどリアルだし、舞台となる地域が目の前に広がるようで、中身が濃すぎです。日本人である我々が読まないでどうするの、レベルの作品と断言できます。高橋氏がかっこいい!ほんとに、こんなことあったなら歴史が変わってましたね。

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    2023年02月15日
  • 真珠湾の冬

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    ネタバレ

    2023私が読みたい本3選に選んだ1冊を読み終えました。

    読み応え十分な作品で、タイトル通りに第二次世界大戦の前後、ハワイで起こった凶悪な殺人事件を追うマグレディ刑事の視点で描かれたストーリーです。

    殺人事件と戦争?戦争のどさくさに紛れた殺人ではありません。

    犯人を追うマグレディが戦争という苦難に巻き込まれながら、最終的には犯人を追い詰めるというのがざっくりとしたストーリーです。

    開戦の色が濃くなってきたハワイ、犯人を追い訪れた香港の地で捏造された事件で勾留され、そのタイミングで開戦をむかえます。

    そして物語の舞台は日本へ。

    東京が焼け野原となっていく焼夷弾による絨毯爆撃、悲惨な戦

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    2023年02月06日
  • 真珠湾の冬

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    みなさんの高評価に感化され、
    読んで見ました。

    事前情報は最小限に留めた為、タイトルと
    表紙からもっと太平洋戦争開戦に起因する
    事件かと勝手に想像してしまいました。

    個人的には戦中の香港〜東京の場面は
    どハマりしましたが、ホノルル〜結末は
    ちょっと微妙かなぁという感想です。



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    2024年03月12日
  • 真珠湾の冬

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    真珠湾とミステリー、どう繋がるのか。
    1940年代、ホノルル警察の刑事マグレディが
    戦争に巻き込まれながら、国を越え、時を越え殺人事件の真実に迫っていく。
    章が進むにつれ、来るぞ来るぞの開戦日、
    まさかの事態に。これどうなるの?と絶対絶命の詰み状態。ハラハラドキドキがたまらなく面白かった。
    アメリカ側から見た第二次世界大戦は、こうなのかと垣間見る事ができた。

    ハワイ、香港、日本など当時の描写が味わい深い。特に日本の描かれ方については、著者の思い入れを感じる。美しく描いていただきありがとうと、同じ日本人女性として勝手に思っている。(似ても似つかぬタイプだが…)
    ミステリーと歴史のコラボ。人間ド

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    2024年02月03日
  • 真珠湾の冬

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    『ヒデミス!2023 小島秀夫が選んだミステリー・ゴールデン・ダズン』に選ばれていたので読んでみました。

    1941年11月。ホノルルで残虐な殺され方をした男女の死体が見つかった。一人は海軍提督の甥。もう一人は東洋人の若い女。犯人の足跡を辿り、ウェーク島へ。ウェーク島でさらに犯人の人物像に近づき香港へ。香港で犯人の居所を突き止めたところ太平洋戦争が勃発し…

    ホノルル→ウェーク島→香港→東京、と場所を変え、殺人事件と戦争を絡めることで、ダイナミックで意外な展開になります。犯人と対面するシーンでは、思わず「今ここで!?」と言いたくなるほど。
    だれが味方かだれが敵か予想がつきにくく、やけに真面目な

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    2024年01月25日
  • 真珠湾の冬

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    面白くないことは無いのですが、正直前評判がかなり良かったので、期待し過ぎちゃいました。
    なんとなく話全体を通して、主人公のキザさが強めな感じがしました。そこが良いところではあるのですが、私にはちょっと合わなかったです、、、

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    2024年01月22日
  • 真珠湾の冬

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    1941年11月ハワイ。刑事マグレディは白人男性と東洋人女性が惨殺された事件の捜査を始める。国際情勢が緊迫する中、容疑者が香港にいることを突き止めたマグレディは香港行きの飛行艇に乗るが、それは真珠湾攻撃の前日だった

    3部構成なんだけど、1部が警察小説、2部がロマンス小説で3部がその合体版、みたいな印象。
    太平洋戦争が絡むから読み応えがすごいし(特に2部はがっつり戦争中の描写)のめり込めるんだけど、ミステリだと思っていたので3部(謎解きパート)に拍子抜け。
    この物語はミステリと思って読むとあかんやつ。

    あと、これは多分ハードボイルド系だと思う。ハードボイルド&警察小説&歴史小説好きな方はハマ

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    2023年05月16日
  • 真珠湾の冬

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    SL 2023.2.14-2023.2.17
    太平洋戦争の直前に起きた殺人事件を、戦中は日本に隠れ住みながら終戦後も追い続ける刑事。
    この戦争がなければ起こらなかったであろう事件。だからこそジョーは香港から東京を経てホノルルへ戻って来なくてはならなかった。東京大空襲を含めた戦争を描くことでさまざま考えさせられる作品。
    ただ、犯人との対決後はない方が余韻が残るのではないだろうか。

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    2023年02月17日