梅津かおりのレビュー一覧

  • グッド・シスター

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    ネタバレ

    適応障害と感覚処理問題を抱える妹
    常に寄り添い、支え続けてきた双子の姉

    不妊に悩む姉のため、
    日頃の感謝から代わりに出産する事を思いつく妹
    始めた計画は、やがて本物の恋へと。。

    妹とどこか似たところがある相手との恋が
    すーっごく良かった!

    しかし、物語は、
    何か常に靄がかかったような
    妙〜な違和感があり、
    やかて靄が晴れ、物語の全容が見えた時の
    恐ろしさ
    これは、恐怖と極上ロマンスが
    見事に融合した稀有な作品

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    2025年11月19日
  • グッド・シスター

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    ネタバレ

    タイトル、表紙からは想像もつかないようなお話。
    タイトルは、ケヴィンの問いに対する答えなのかな。真意はどうであれ、今まで共に生きて助けてくれたローズ。私にとってはあまりにもローズが怖い存在となったので、思い通りに生きてくれたファーンへの嫌味かと思ったが。
    一人称視点で紡がれる物語は何が真実か分からないから、どんどん真相が暴かれてページをめくる手が本当に止まらなかった。
    最後、ローズの日記の章で人間の悪意はなんてこんなに残酷で恐ろしいものなんだと鳥肌が立った。ちょとは罪悪感とか反省とかあるだろー!
    でも結末は明るくて、自分の周りには、助けてくれる人達が沢山いるということをファーン自身が気づけてと

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    2025年09月23日
  • グッド・シスター

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    おもしろかったー!とくに妹がキュートで、これは一体どうなるのかと、気になって一気読み。しかし、よくこのタイトルつけたな、と。笑。オススメします。カバーのイラストもいい。

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    2025年08月26日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

    購入済み

    どこまで?いつまで?

    見知らぬ男を刺殺した息子にパニックになる母親のジェン。息子のドットを守るため、何故、刺殺しなければならなかったのかを知るため、ジェンは過去へ遡り続ける。遡ることは、明日のない1日を過ごすこと。でも、遡ることに意味がある。それは、夫ケリーへの不信感を乗り越えて、愛情を知ることだった。ミステリと思いきや、実は、深い愛情の物語だった。ジェンの心情にシンクロしながら、どんどん引き込まれていった。

    #深い #感動する #共感する

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    2025年02月16日
  • わたしはスペクトラム

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    巧みにいろいろなシーンでの言語化がなされていて、チャプターごとに涙を流してしまいました。

    これまでの日常と重なる場面が次々に現れ、
    ひとつの答えに出会えた感じです。
    診断を受けているかどうかにかかわらず、
    人との関係で疲れ切った時に読むと何か救いに触れられる気がします。

    困った人はとにかく支援すればいいのよと考えるお節介支援者の方々にも読んでいただきたいと思いました。

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    2024年10月19日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    ネタバレ

    4.8?厳しめだと。めちゃくちゃ面白かった。これは良い。

    同じ日を繰り返すのではなく、過去を遡っていくのが面白い。何かしたら影響があるのかわからない。途中、アンディの助言で傷を作ってみるが、日付が変わっても傷は無いので影響が無いことがわかる。しかし、この現象が終わったら?と考えると迂闊なことは出来ない。試しに死んでみることもしない。それよりも、なぜ息子は人を殺したのか、の謎を追っていく。

    最初は、あの男は誰か?息子は何故殺したのか?と推理していくうちに、夫についてわかっていくのが面白かった。最初のうちはなんとなく浮気でもしてるのかと思ったが、お前なんかい、という気持ちになって面白かった。

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    2024年07月19日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

    H

    購入済み

    面白かった!

    ミステリーは好きではありません。通常は、購入もしませんが、書評で面白そうと思い購入。
    タイムリープで過去に遡って行きます。タイムリープの都度、事態の深層が徐々に解読されて行きます。それに応じて、主人公の考え方が徐々に深まって行きます。単なるミステリーではなく、間にパートナーの話を追加し、中年女性の半生記ともなっています。
    ミステリーものは一読すると、再読できないものが殆どですが、これは再読できるものです。

    0
    2024年07月08日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    ネタバレ

    ジリアン・マカリスターの本邦初訳。ジャンル的にはSFミステリ。

    ハロウィンの夜、息子トッドが眼の前で見知らぬ男を刺殺してしまう。ショックを受けるジェンだったが、眠ると前日になっていた。この日以降、眠ると過去に戻るタイムリープに巻き込まれたジェンは戸惑いつつも、息子が刺した理由がわかれば元に戻れると信じて原因を探し始める。

    タイムリープミステリでありつつも、根っこは家族小説。息子が人を殺す原因を探す中で、親として育て方を間違えてしまったのか悩むジェン。親としての葛藤が組み込まれるだけで、単純な謎解きで終わらず家族小説としての側面が強くなり良いのだが、本作はそこだけには止まらずもう一捻りしてあ

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    2024年05月19日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    愛する夫、18歳の息子と幸せな結婚生活を送る弁護士ジェンが、サマータイムが終わる日の深夜に息子が見知らぬ男を刺殺するのを目撃する場面から物語は始まる。翌朝辛い思いで目覚めたジェンは日にちが遡っているのに気付く。彼女は息子の事件を未然に食い止めようと奔走しながらも過去に過去に戻る苦しみを味わっている。
    と言う展開だが、兎に角読ませてくれる。一気読み必至と書かれていたが本当に面白かった。特に中盤、信頼していた夫の素性が明かされた時は叫んでしまった。ジェンの苦悩や家族への愛が滲み出てたしミステリとしても秀逸だった。

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    2024年04月13日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    夫ケリーと18歳の息子トッドと幸せな生活を送るジェンですが、ある日トッドが目の前で男性を刺し殺してしまいます。その日から時間を遡っていくジェン。息子の犯罪のきっかけは?殺人を止められるのか?
    手がかりを得ても時は進むのではなく、更に過去へと遡っていきます。一体いつ終わりが来るのか、パズルのピースはどう繋がるのか。主人公のジェンと一緒に不安と孤独に苛まれながら、真実と愛を探す物語です。
    翻訳本にありがちな(偏見かもしれませんが)、日本語らしくない表現や読みづらさもなく、スラスラと読み進めることができます。

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    2024年03月25日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    我が子が人を殺すのを目撃した後、母親には思いもよらない現象が起きる‥!
    過去へとさかのぼる、タイムリープもの。
    息子の殺人を止められるか?

    弁護士のジェンは、43歳。
    愛する夫のケリーと、18歳の一人息子トッドと幸せに暮らしていました。
    ところが、10月30日の夜、突然トッドが他人を刺すのを目にする。
    混乱して寝付いた翌朝、ケリーとトッドは何事もなかったように家にいる。
    日付は10月28日。

    トッドが罪を犯す事件が起きないようにはどうしたらいいのか、必死で考えるジェン。
    新たに知ったり、気づくこともあるのでした。
    でもなぜか、眠って目覚めると、時はもっとさかのぼっている‥
    何がいけなかった

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    2025年09月16日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    ネタバレ

    殺人を犯し逮捕された息子の母親ジェンが、過去にタイムトラベルして息子が殺人を犯さないよう奮闘していく家族小説。
    子どもへの愛情が足りなかったのではなかったか、きちんと向き合っていたか、淋しい思いをさせてたのではないか等々、子どもが罪を犯した原因は自分の育て方ではなかったかと、苦しむジェン。私も同じ思春期の子の親として、息子トッドの言葉で胸に刺さる言葉もあった。「僕の好きなことに興味なんてないだろ」。

    ジェンがどんどんタイムトラベルしていくうちに、そもそもの原因は息子ではなく夫にあることが分かってくる。そこからはミステリ要素が強く、早く先を読みたくてぐんぐん引き込まれていった。夫の秘密、裏切り

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    2024年04月29日
  • ロング・プレイス、ロング・タイム

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    ネタバレ

    「ロング」はlongじゃなくてwrongなんだよね。カタカナタイトルだけ見ると、どうしてもlongかと思ってしまう。

    どんどんどこまでも遡っていくので、途中から、これどうやって着地するのかなーと不安になるほど。しかしうまいこと着地した。
    家族小説の側面が強いな。

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    2024年04月08日
  • わたしはスペクトラム

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    ネタバレ

    ただの感想です。
    親が病院に連れていって病名が確定する件、たとえば本とかを見てあぁこれこれ私も同じなの!って思えたあとに病名を見たら、私もそうなのかもしれないってもう少し肯定的に受け取れたのかなって思った。私も、私がおかしいのではなく、そういう風に感じる人が一定数いるということに安心を覚えたから。誕生日プレゼント貰うのが苦手なのはすごく共感できて、首上下にぶんぶん振ってしまった笑

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    2023年04月14日
  • わたしはスペクトラム

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    共感はできなかったけど、辛い気持ちを持て余しているのは理解できた。”できない“と”したくない“の見極め方ってあるのかな。

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    2024年12月07日
  • わたしはスペクトラム

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    自閉症の女の子の視点で語られるお話です。
    傍から見ればただのワガママな子じゃんって思うけれど、自閉症の人には自閉症なりの辛さがあるんだなーと勉強になりました。
    ただ、お母さんに向かって「バカ女」はないと思います。
    大体自閉症の診断受けてない人でも、人に変に思われないように演技したり合わせたりっていうのは普通にあることと思いますが。(私だけ?)

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    2023年06月27日
  • わたしはスペクトラム

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    主人公はときどき自分の感情をコントロールできなくなる10歳の少女。著者も主人公と同じ症状を抱えているとのこと。

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    2023年03月17日