おうちが主人公のお話。
わたしは、おうち。
できたばかりのおうちには、仲の良い2人が暮らし始め、庭に花を植え、部屋をみどりに塗る。
女の子が生まれ、ピアノを習い、犬とおいかけっこ。
そのうち女の子は大きくなり出ていく。
若かった夫婦も歳をとり、家の中も静かに。
わたしもとしをとり、かべも色あせ、囲い
...続きを読むも壊れ…
へやのあかりは、ともらなくなる。
わたしは、新しい家族がくるといいなとずっとずっと待つ。
そんなある日、小さな男の子を連れた夫婦がやってきて、黄色のペンキで壁を塗り、バラを植え、部屋をきれいにし、家族でギターを弾いて踊り、日が暮れるたあかりがともるように。
ランタンのようにかがやくおうちになる。
家は、誰かが住むことで生き生きとする。
誰も住まないと一気に廃屋となってしまう。
古民家として蘇る家もあるが、空き家で古家がまだまだあるように思う。
家が滅びてしまうのはつらい。
古くなっても誰かの手でよみがえることの大切さを教えてもらった。
〜〜これは、古い家屋を再生し、新しい家族にバトンを渡す活動をするエリン・ネピア。エリンが文章を書き、友人のアダム・トレストが、みごとなランタンハウスの世界を描いています。
ニューヨーク・タイムズ誌でベストセラー、今話題の絵本です。〜〜