大森健史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大体他で見聞きしてきた情報や自分のイメージと合致していて驚きは何もなかった。
本書を読む目的である「富裕層がどのようにお金を稼いで富裕層になったかの例を知る」は達成されたが、どちらかというと、個人的には読んで凹む部分の方が大きく、あまり楽しくはなかった。
というのも、富裕層に成り上がった要因としては結局「類まれなる実力、幸運、夫婦で上場企業に勤める、外資企業に勤めるといった学歴時点からの優位性、(一部親の遺産)」が主な要因だからで、再現性がほとんどないからである。
僕が20代の頃はお金を稼ぐ意志も、必要な情報を学んで選び取っていく積極性も、体力や健康も、そして努力する自身もあった。
なので心から人生は夢だらけだと信じて疑わず、投資やビジネスや起業の情報を集めたり人にあって話を聞いたビジネスプランを検討したりしていた。
しかし実際には一番情熱をかけていたプロミュージシャンへのチャンスは訪れなかったし、休日返上で働き続けても収入は上がらないし、売れるアイデアも出てこないし、投資の資金すら用意することが出来ずむしろ負債ばかりが増えていく有様だった。
30歳になって世界を放浪する旅に出てみて、また大量の本を読み進めていく中で、幸せはお金の多寡ではないことに気づいて焦りや闘争心が落ち着いてきた。
同時に、多少なりとも豊かになるために必要なのは堅実にスキルを磨いて実績を積み上げ、倹約して出費を減らすことであることを痛感した。
最近は哲学書を読むことも増えたからか、金持ち礼賛や拝金主義、資本主義的思考、成長神話のようなものを冷めた目で見るようになった。
さてそんな中で本書を読んでみて感じたのは、20代のジタバタの末に自分が突き付けられた絶望のリフレインだった。
著者はあくまで富裕層を顧客とする一ビジネスマンであるが、同時に彼らか学んで自分も大きく稼ごうとする立場である。
なので、彼らを過剰に持ち上げたりすることはないものの、どちらかというと彼らに憧れて彼らを見本にするスタンスである。
自分が既に見限った道ではあるものの、目の前にチラつかされると、やはり隣の芝生は青く見えるもので、期待と絶望の綯い交ぜになった複雑な心境が沸き起こる。
改めて、「他人は他人、自分は自分」、「自分の幸せは自分でコントロールする」、ということを再認識するに至った。
本筋でためになった情報としては、
・決断が早いと有利
・アメーバ経営のように小規模なビジネスを複数同時に進めるのがよい
・移住は子供の進学をよく考慮すること
・ポルトガルとドバイが人気。
・日本は海外富裕層に大人気
といったところだろうか。
以上。 -
Posted by ブクログ
現代では富裕層の形が昔と変わってきている。
著者は富裕層を相手に海外移住のアシストをするお仕事。
実際に会ってきた富裕層の人の特徴をまとめている。
今はインターネットが普及し、仕事のあり方も大きく変わってきている。
新しいものに飛び込む勇気がある人が成功する。
動画配信はかつてはゴールドラッシュのように成功者をバンバン出していたが、今ではその勢いは失速しているのではないか。
みんなが良いと考えはじめていたら遅い。
信頼できる人、その道の専門の人の何人かが良いんじゃないと言い出したぐらいからそのビジネスに飛び込まないと富裕層にはなれない。
その勇気と運を持ち合わせている人が基本的には多いそうだ。
富裕層の子孫が富裕層なのは頷けるが、最近では最近まで一般的な人がいつのまにか富裕層と呼ばれる層に入っている。
いきなり書かれている自宅投資とかは真似できないが、マインドの部分を学べ、自分が本当に欲しいのはお金なのかということを考え直せる良い本だと思う。