忍足みかんのレビュー一覧

  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

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    4月になるとうちの会社にも職域さんが新人を連れてやってくるが来年のその頃にはもうその新人さんは辞めている。毎年大量に雇い入れてもほぼ同数が離職している。一度電話に出ると鬼電。保険屋さんと言うとあまり良いイメージが湧かない、きっと厳しいノルマに追われて追い込まれてるんだろうと容易に想像はついたがやっぱりなあ…と言う感じ。

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    2026年01月18日
  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白くて一気読みした
    生保の地獄っぷりがリアルで面白かった
    主人公みたいに一回転がるとどんどん歯止め効かなくなる人、どれだけ地獄見ても帰ってくる人、のしあがる人、最低限こなしてのらりくらりやる人、いろんな人がいるよね…
    それも教えてくれるし、何よりラストが良かった。

    自分も働いてる時、会社だけじゃなくて職場の人さえも敵に見えること多かったけど、
    (一挙手一投足本当にそう思えていた)
    少し離れて見ると敵なんかじゃなくて、、
    自分がそこまで追い詰められて思い込んでしまっていただけで。
    ちゃんと同じ組織の一員で、人としてずっと変わらず接してくれていたんだなと気づいた。

    つい自分を自分で追い込んでしまう人に、良い本だと思った。

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    2025年09月23日
  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

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    ネタバレ

    とてもシリアスな内容なのに軽めのタッチで、時にユーモアのある表現を交えながら恐らく実体験に基づいてかなりリアルに描かれていて、突き刺さる言葉がたくさんあった。

    モラハラやコンプライアンスが問題として表面化している昨今でもこのような世界がある事に驚いた。上に立つ男性と働き蟻のように下でもがく女性という支配関係、土日サービス残業するとかの努力の過程は評価されず契約という結果だけが評価される世界。そりゃ辛くなるよね。
    神経症傾向がかなり低めの心臓に毛が生えている人でないとこの仕事はやっていけないけど、サイボーグのように強そうに見える人たちもまた一人の人間だから妻だってり母だったりする訳でマスターのそういう一面を最後に見れたのは良かったのかもしれない。


    精神的に追い詰められている感情が無になる感覚、「私にとっては辞めることが死ぬことよりも怖いんだよ」というフレーズ、辞めた人が不幸になればいいのにという自分の暗い部分を言語化してる所は、自分も仕事や人間関係追い詰められたときに感じたことがある感覚だけど封印していた気持ちであったので「よく表現してくれた、ありがとう」と言いたくなった。

    最終的に筆者が物を書くことによって「保険屋」という生き物から「人間」に戻ったのはとても良かった。その世界にいるとその中でしか物事を考えられなくなるけど、一度辞めてしまって外の世界に目を向けるといろんな世界があるということに気付けるからいいのかもしれない。

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    以下、自分のための備忘録。

    p62 上条聖子という人はもしかしてこの会社に2人いるのだろうか。就活生や内定者と接してきた人と社会人になってから関わる人。違う人?双子?あるいは二重人格?
    115 締め切りの日が近づくにつれて私の行動からは常識や理性が抜け落ちていった。音もなく抜け落ちるものだから私自身その欠落に気づかなかった。

    ノルマは目標ではなく達成できて初めて生きていることが許されるのだ。

    142その日から彼女は変わってしまった。壊れたというのがしっくりくるかもしれない。

    148 みんな人当たりよく笑ってるけど目が座ってて作り物みたいで不気味だった。
    壁の成績一覧、自分の名前の上に契約がないとやはり焦る
    155 本来土曜は休みだけど締め切り前は暗黙の了解でノルマが達成できていない面々は出社してテレアポをする。女性が働きやすい職場。確かにそうだけど何かが歪んでいる。働きやすさを餌にしてこき使っているような。

    166 自分の感情、感覚がわからない。怒っているのか、悲しんでいるのか、わからない。そんなものは契約をとるのに不要なもののように思えた。アルコールが入ると内側から熱くなり自分が自分でなくなるような感覚に目がまわる感覚になるあの瞬間を求めていた

    182 この世界は多数派のためにできている。右利き用は圧倒的に手に入りやすく左利きはわざわざ探さないといけない。

    209 女性に働きやすい職場、でも上に立つのは男性ばかり

    とんでもない日常が普通でとんでもないとも思わなくなっていたので、とんでもないと他人に一蹴してくれたことで正常な感覚が戻った気がする

    226 3年働かないと転職先が見つからないのに辞めるなんて路頭に迷うだろうとこの会社から去っていく人を哀れんでいたけど皆次の仕事を探して新しい職場で生き生きとしている。その報告を聞くと気が狂いそうになり、辞めた奴らは皆不幸であって欲しいとすら思う。そうでないとこんなにも正社員にしがみついている自分がバカらしくなる。辞めた人は辞めたことを後悔して悔やんで惨めったらしく生きて欲しいのに幸せそうにするから私の心を揺さぶる。

    休むということの後ろめたさ。意味泣く泣くようになった。感動したとか悲しいとかの理由もなく意味なく垂れ流しになる。呼吸をするように泣いている。自分は社会に不要な人間だ、休職なんて情けない。

    232 脆いくせに責任感が無駄に強くて頼られると自分を削ってでも応じようとする、その悪い癖が発動した

    257 泣き声も怒鳴り声も全てもう慣れてしまったのだ。誰かが過呼吸を起こして倒れてもよくあることで終わりにできる。人間から保険屋へダーウィンもびっくりの進化を遂げている

    258 すしざんまいのポーズをしながら言葉をリピートする。北斗の拳のラオウのように拳を突き出した。やっぱりここは宗教団体かもしれない。

    260 全員分にシャインマスカットが配られた。1年目は無邪気に喜ぶが他の面々は引いていた。チャラ男が彼女から手編みのセーターをプレゼントされたような気分だ。重い。

    302 トイレの両脇に大量ないんもう

    311 芥川龍之介の羅生門を思い出した。死体の髪を抜いてかつらを作りそれを売って金にしようとした老婆

    321 保険に入るのに障害があればそれを私がどうにかしてあげる。岩ならば砕くし獣が立ちはだかっていればかってあげる。悪い意味での死に物狂いだった。

    名前の上にようやくさいた花。営業成績一覧に積まれた契約を観ながら胸を撫で下ろす。思わず笑いそうになった。漫画のワンシーンのように床を転がり大声をあげて笑うような。とにかく笑えて仕方なかった。

    私はその称賛の言葉を受ける立場ではないから優しい言葉がナイフのように体に刺さって私に善悪の感覚をじわじわと戻させる。私って何をしていたのだろうと恐ろしくなった。

    契約をつむにはもう手段を選んでいられない。

    328 今まだの私はどうかしていた。今日からは心を入れ替えてちゃんとしよう。もうあの呪文は使わない。そう心を入れ替えて出勤してアポに向かうものの真面目にやってもやはりら契約は取れないのだ。

    契約をとる以外に頭が働かない。何も面白くない。何も楽しくない。何も興味が湧かない。もう仕事のことも何も考えたくない。
    何も考えなくてもいい世界に行きたい。

    331 私にとっては辞めることが死ぬことよりも怖いんだよ。死ぬ事に前のめりになる。

    334 なぜそのようなことをしたのか、この言葉にできない気持ちは契約を取らずに働き蟻のように管理するだけの本社の人には電車に飛び込もうとした新庄もわからないだろう

    この仕事は嫌われる事に慣れていないといけない

    351 自分の感じたい風を感じに行ってくる
    たまに担当していた地域をあてもなくいくことはある。辞めた後は関わっては行けないルールなのでひっそりと歩く。仕事をしていなかったらなんのゆかりもなかった住宅街、管理人さんと顔馴染みになったマンション、建物の名前と場所を覚えた団地。歩くだけで懐かしい。

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    2025年06月28日
  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

    Posted by ブクログ

    生保レディを題材としながら、現代のLGBTの関してなども取り入れられたノンフィクション小説
    話のテンポが良く、面白い
    また、ノルマに追い詰められていく主人公の心理もリアルだなと思う。
    お仕事小説としてもエンタメとしてもとても良かった

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    2024年02月11日
  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

    Posted by ブクログ

    内容はかなりリアルで壮絶なな生保の営業についてですが、作者さんの人柄の良さからか、とても読み易い文章でサクサク読めました!

    似たような営業の経験があるので、このように客観的に文章化できるのがすごいなと思いました。

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    2024年01月25日
  • 気がつけば生保レディで地獄みた もしくは性的マイノリティの極私的物語

    Posted by ブクログ

    まあ、生保レディ業界のことが知りたければ読んで一応、損は無いのではないでしょうか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    にしても最近の本の値段高騰はどうにかならないものか…このソフトカバー本だって内容の薄さからしたら少々高すぎではないか!? ロシア、ウクライナの戦争のせいで価格高騰しているのか、あるいは円安とかのせいなのか…。

    話が逸れましたけれども、それでも文句の一つくらい言いたくなる程度の内容の薄さ、でしたねぇ…。

    暴力的な内容が含まれています! みたいな注意喚起のような文章がページの端に挿入されていましたけれども、別にそこまで暴力的なシーンは無かったような…サラリーマン社会なら怒号とか少しはあるんではないの?? と思います…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    著者も著者でどこかズレた人物のように感じましたけれどもねぇ…”就職三年神話”をマジに信じているところとか…先輩に相当なバカだね、みたいなこと言われていたじゃないですか!! 僕もそう思います…。 ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、そんなアレで…生命保険業界を覗き見るのにはイイ一冊なんじゃないでしょうかね…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2023年05月18日
  • 女風婚~お金で買ったイケオジが運命のカレシでした~ (3)

    匿名

    購入済み

    えー?。

    厳しいコメントになってしまうけど、
    ラストがあれで終わり?って感じ。

    京さんといちかの、客とセラピストって関係からお互いに気になる存在になっていって、いちかは真面目だからこれ以上になりたいけど迷惑かけられない…と言ったもどかしさを隠して京さんも同様で客とセラピストを維持してたけど、その関係性でモヤモヤしてる両片想い状態は読んでいてハラハラして良かったけど、京さんのイメージが思ったより薄かった様で個人的には残念でした。

    個人的に、勝手に京さんに対してイメージを植え付けてしまったから残念なんだけど、でも京さんはセラピストやれてるくらいだから度胸あるんだと思ってたから、京さんも最近まで元嫁からお金たかられてたのには、えー?ってなりました。
    そこまで払う必要あったのか?と。
    華やかそうに見えてた京さんも、しょせん雇われ人だったし「おじさん」域だけど年下のいちかに結果的には諭されて改めて職業リセットみたいになって、いちかへの気持ちもヒロインから先に行動された感が拭えず京さんにはガッカリでした。

    あんだけ2人の関係が長い間モヤモヤしてたのにラストが「これだけ?!」ってものすごく残念だった。どうせならこれから2人の幸せな展開をもっと見せるべきでは?とモヤッとして終わりました。

    高価格だけど期待しながら読んでいたからとても残念。なんでこんなに高いの?。

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    2026年06月30日