ジェニー・クリーマンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本で生きていると実感の湧かない世界の実情、地球の現実を知ることができた、自分にとってはとても貴重な一冊。
テクノロジーの発展は、確かに私たちを便利な生活へと導く。しかし、その甘い蜜を現代を生きる誰もが吸っている(無意識的に)からこそ、「便利さ」という誘惑に私たちは驚くほど脆弱だ。
現代に蔓延る社会問題、環境問題は、紛れもなく私たち人間が、引き起こしたものであり、その責任を私たち人間は、引き受ける必要がある。一度手にした甘い蜜を諦めること、手放すこと、すなわち自分たちの生活が「便利でなくなること」に、私たちは過剰なまでの恐怖を抱く。しかしそれは、私たち人間が歩んできた時間軸を、歴史を逆戻りすることと同義ではないはず。便利さ=豊かさではないはず。
テクノロジーは根本的な問題解決策ではなく、あくまでも延命措置的な役割しかもたない。根本的な解決策は、泥臭く、醜く、涙を流し、頭を抱えながら私たち人間が行動すること。そう思う。 -
Posted by ブクログ
興味のあるテーマなのでどの章もとても面白かった。
が、著者が個人的な自意見や感情を剥き出しにしていたりインタビュー中に喧嘩腰になっていたりする点が読んでいて少し気になった。
読者としては最新の未知なるテクノロジーの情報を得たくて読んでいるので、著者が思うところがあってももう少しジャーナリストとしてフラットな目線で、今後起こりうる様々な可能性や危険性を語ってほしかった。
テクノロジーは人間としての機能や価値を殺すかもしれないが、それにより救われる人も解決される問題も数知れない。
社会が純粋に求めているものと企業が企てている意図が違うこともわかった上で、今までになかった新しい技術というのは恩恵もあるし当然犠牲もあるもの。
それでもこれから起きるか起こらないか分からない問題にばかり目を向けて否定的になったり悲観的になるよりも、私は新しいテクノロジーが多くのものを救い・解決するかもしれないという可能性と希望の方に期待していたい。
そしてそんなテクノロジーを生み出している技術者や企業を応援していきたい。