ベン H ウィンタースのレビュー一覧

  • 世界の終わりの七日間
    前2作はこの3作目のためのタメであったか。
    これだけ読んでももちろん面白いけど、前2作が効いている。
    混沌と平穏。

    読みながら、惑星がぶつかる1週間前ならいろいろな気象変化があるんじゃないかなぁと無粋なことを考えたのは秘密だ。
  • 世界の終わりの七日間
    完結編ということで楽しみにしていたけど前2作に比べると物足りない。
    終末感があまりかんじられなかった。
  • カウントダウン・シティ
    たまたま手にとって読み始めた「カウントダウン・シティ」ですが、三部作の第二作目らしい。
    読みながら、フィリップ・K・ディックを読んでる感覚を感じてたのですが、「カウントダウン・シティ」はフィリップ・K・ディック賞を受賞してるらしい。
    読後感がうまくまとまらないけど、読み進めたくなる本であることは確か...続きを読む
  • カウントダウン・シティ
    パニック度合は『終末のフール』と『ひとめあなたに…』の間。それにしてもこんな切羽詰まっての状態で詐欺事件が発生するとは。人間って本当に度し難い。終末期に助け合いの心が機能しないとすれば、宗教とは無意味なものだ。ここで描かれているアメリカは現在のアメリカと大して変わらないように見えた。
  • 地上最後の刑事
    隕石が地球に衝突する事が確定している状況下、自殺者が急増していた。マクドナルドのトイレで発見された首吊りしたいも自殺だと思われたが一人の刑事だけが他殺と推定し捜査を開始する。
    特殊な状況であり全ての人物の行動にバイアスがかかる。動機もそういったことの一つ。状況は伊坂幸太郎「終末のフール」に似ているが...続きを読む
  • 地上最後の刑事
    半年後に小惑星が激突するという世界を描いた物語。ミステリーの側面はあまり強くなくて(というか推理物としてはそうとう甘い作りなのでは)、終末の世界を生きる人々の営み、心情を描いている作品として読むのが正しいような。ぎりぎりのリアル感と、終末というフィクションのバランスがうまい。翻訳者のせいか作者のせい...続きを読む
  • 地上最後の刑事
    小惑星が衝突して地球が滅びるまであと半年。
    未来を悲観して自殺したと思われた男に不審な点があることを発見したパレスは他殺を疑い、捜査を始めるのだった。

    半年後を見据えて、自暴自棄になる者、淡々と己の役割を果たす者、何とか生き延びようとする者。
    混沌とする世界の中で、それでも己の仕事に邁進するパレス...続きを読む