上市秀雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書に書いてある教訓は当たり前と言えば当たり前な事なんだけど、為になった。
自分は高校時代部活を辞めた事をずっと後悔している。あの判断のせいで友達の数は激減し、私の高校時代の青春は殆どない。しかし当時の心境を詳しく思い返してみれば、辞めたことは仕方ないない事のように感じる。
部活を辞めなければ、受験勉強にも専念することが出来なかっただろうし。
部活を辞めて友達が減ったという結果だけがずっと自分の心に残り続けていることに気づいた。
あの経験を活かして、せめて就活は頑張りたいな、、、
後悔理論 人間は後悔感情を最小化しようとする
やってできた やってできなかった やらなくてできた やらなくて -
Posted by ブクログ
私のように後悔しっぱなしの人生を歩んでいる人にお勧めの本。
後悔を学術的に解説し、意思決定と後悔の関係、判断や決定を誤らせる様々な要因、そして後悔を回避する、或いは低減する方法について紹介。
後悔する仕組みを客観的に認識することができていれば、対処の方法をとることができる。また、後悔の念を低減することもできる・・・はたして、簡単にできるのだろうか??
本書でも指摘されているとおり、人間の決定プロセスには感情的プロセスと認知的プロセスが存在する。これらは、自動的、非意識的、感情的、ヒューリスティックに作動する「プロセス1」と、意識的、合理的、明示的に情報を処理する「システム2」の2つのプロセスで -
Posted by ブクログ
後悔を回避するための方法、後悔をしたときの対処方法を知りたい人にオススメ。
【概要】
●後悔とは何か、予期後悔、反実仮想的思考
●後悔と意思決定の関係、意思決定モデル
●後悔を回避するための方法
●後悔対処法
【感想】
●心理学の観点から見た「後悔」の仕組みが体系的に整理されていてよくわかる。
●後悔の仕組みを知った上で、それを回避するためにはどうすればよいか、そして、後悔するようになってしまった場合はどう対処すればよいか、について考えることができる。
●予期後悔と反実仮想的思考の重要性が理解できた。これを活用することによって適切な判断をすることができる。
●また、自分を客観的に見つめるこ -
Posted by ブクログ
人生に後悔が多すぎて、夜中にふと過去の記憶が蘇ってきて叫びたくなるようなことがよくある。
そんな自分には『後悔を活かす心理学』というタイトルは手に取ってしまいたくなる力がある。
ただ読んでみると、まあそうだろうなと既知の内容を改めて知るような内容だった。
確かにそうなんだよな、でもそれが出来るようならこんな本手に取ってないよ、と思ってしまう。
当たり前かもしれないが、新しく後悔にすぐ効くような対処法はない。
とは言っても後悔ってものをここまで深堀りして知ることもなかなかない。
後悔をまったくしない人生を送れる人間なんてものもそうはいないだろうし、今後の後悔するような出来事を経験する前に本書を -
Posted by ブクログ
一言でまとめると、「後悔」という心理状態を詳細に言語化してみた本。「予期後悔」など未知の知識を得ることで視野が広がった気はする。ただ、「後悔」の定義など新しい視点に関わりそうな情報は少なく、一つのロジックを多くの事例で例えるパートが多かった印象がある。また、どうすれば「後悔」の状態を緩和できるか、というハウツー的な知識は、既存の類書で読んだことがあるものが多かった。
銅メダリストは銀メダリストより満足度が高い、という事例は面白かった。銅メダリストは三位という目標を達成しているが、銀メダリストは一位という目標に挫折しているからである。なるほど。確かに負けて終わるのが銀メダルだと聞いたことがある