ユッシエーズラオールスンのレビュー一覧

  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

    Posted by ブクログ

    上下巻一気読み。てか、こんなジェットコースターのような本をチンタラ読むことなんてできない。それにつけても面白かった。

    0
    2024年03月26日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んだ。
    泣いた。

    アサド・・・
    良かった・・・
    読み始めから、不安要素が多すぎて心臓に悪くて
    なんか動悸してんじゃないかってくらいドキドキしながら読んだわよ。
    どこまで行っても心配で心配で・・・

    アサドとカールの信頼関係。
    モーナの具合が悪くなってカールがデンマーク帰っちゃう時は、どうすんのよ!どうなんのよ!って思いましたが、お陰でラストがものすごい盛り上がり。
    マークスがくれた時計、役に立ったね!
    なに?マークス、何か、予測してたの!?

    ガーリブたちの計画が決行になって、アサドの家族は危機一髪で、カールはデンマークだし、もう、どうなんのってハラハラしてた。
    アサドはやっぱり、優秀なん

    0
    2023年03月25日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今まで、濁されてきたアサドの事が明らかになる。
    ある程度の予想はしてたけど、それ以上に壮絶で。
    どうして、同じ人間同士で、あんな事が出来るのか。
    救いようがないほどに愚かなのが人間なのか。

    ラースとアサドの関係も
    サミルとアサドの関係も 
    アサドがこっそりスカイプで会話していた相手も
    東欧にコネがある理由も 

    アサド・・・
    なんというものを背負っていたのでしょう・・・

    辛い過去を持つもの同士のローセによりアサドの過去がつまびらかになる。そして、特捜部Qのチームで共有し、アサドの家族を取り戻す為動きだす


    モーナの次女が亡くなっていたり
    ラースが突然心臓発作で亡くなったり
    ラースの兄まで

    0
    2023年03月24日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

    Posted by ブクログ

    この『特捜部Q』シリーズは、どこかしらオカルトというか、猟奇的というか、そういう雰囲気を漂わせていた印象があるんですが、この作品においては、その印象は一掃されています。

    この作品では、謎だったアサドの過去が明らかになるというのが大きなテーマ。なるほどね。そういう過去があるのならば、これまでのアサドの活躍も頷けます。

    それともう一つ。欧州を悩ませている中東難民問題が、この作品でも描かれています。日本では、もう、あまり報道されることもなくなりましたが、中東難民問題はいま、どうなっているんですかね?

    『特捜部Q』シリーズは、10作で予定されているそうで、本作品はそのうちの第8作目。残りはあと2

    0
    2022年11月06日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    「特捜部Q」シリーズが人気のデンマークの作家、オールスン。
    じつはこれがデビュー作とは。
    重厚でスリルあふれる作品です。

    第二次大戦中。
    英国軍パイロットのブライアンとジェイムズは、ドイツに不時着。
    必死で逃げ延びて列車に飛び乗り、重症のナチス将校になりすますことに。
    搬送先は「アルファベット・ハウス」と呼ばれる精神病院で、戦争神経症の患者が集まっていた。
    そこに実は悪徳将校の4人組も病気のふりをして紛れ込んでいて、互いに見張り疑う息詰まるような生活が始まる。
    やがてブライアンだけが命がけで脱走しましたが‥

    ブライアンはジェイムズを捜しますが、行方は知れないまま。
    医師として成功し、オリン

    0
    2016年10月15日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     戦争に赴く若き兵士たちと、戦地での悪夢のような体験。戦争を挟んで、30年後出会った幼な馴染みは、地獄のような体験により狂気という犠牲を払って待っていた。

     ひどく簡単に本書の概要を記すとこうなるが、こうしてみると1970年代に劇場で観た強烈なベトナム映画『ディア・ハンター』を思い出す。主役のロバート・デ・ニーロとその周りを固める同郷の戦友たちの物語であって、ベトナムという地獄がもたらした人間性破壊の悲劇でもあった故に、若かった魂を心底揺すぶられた作品である。

     本書は、あのディア・ハンターが持つ細密で長大な描写に近いディテール力を持つ。映画『ディア・ハンター』は、徴兵前夜の若者たちの一日

    0
    2015年12月20日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 上

    Posted by ブクログ

    話がパラパラと飛んで行くので、なかなか夢中にはなれないかな。
    それとね、日本刀一振は、洋剣よりはるかに重いので、慣れない人が振り回すと足切ります、と言いたい。

    0
    2023年12月08日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ツラい。
    これ以上、アサドを苦しめないで欲しい。
    アサドの過去が明らかになるたびに、ページの進みが遅くなる。
    なんと業の深い人生なのか・・。

    もちろん小説である。
    フィクションである。
    しかし、作者の想像力をインスパイアするような、私の知らない現実世界が中東に、ヨーロッパにあるのだろう。
    そして、その中で繰り広げられる争いや暴力は必ず人の心に深く刻まれる。
    その深く刻まれたところに物語が生まれる。

    次作は再生の物語になるのだろうか。
    アサドの人生はあまりにも困難でツラい。
    でも最後まで見届けたい。

    0
    2023年01月03日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 上

    Posted by ブクログ

    アサド謎がついに解き明かされます。

    日本人だと感覚的にわかりにくいですが、アラブ系のデンマーク人っているんですね。だから、こういう設定が成り立つと。

    中東難民問題がヨーロッパを覆っていますが、それを背景にして、上手く物語になっていきます。下巻が楽しみ。

    0
    2022年10月27日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    人気シリーズ「特捜部Q」で知られる北欧ミステリの雄、ユッシ・エーズラ・オールスンの初期の作品。嗜虐的な人物による陰湿で執拗ないじめと長い時間をおいて反撃可能になった被害者の苛烈な復讐という人気シリーズに繰り返し現れる主題は、作家活動初期段階から顕著であった。

    二部構成。第一部は第二次世界大戦末期の1944年。第二部は1972年。場所はドイツ、フライブルク近辺。主人公は、イギリス空軍パイロット、ブライアン・ヤング。ブライアンとその親友のジェイムズ・ティ-ズデイルは、アメリカ軍から協力要請を受け、ドイツにあるV1飛行爆弾基地を撮影する任務を受けた。クリスマス休暇中でもあり、ブライアンは渋ったが、

    0
    2017年04月10日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    書き出しから緊迫感に満ちた筆致で、テンポよく作中にどんどん惹き込まれていく。
    我々が知り得ない、戦争という異常な状況の中で、とにかく自らの命を守るという本能に突き従って決死の努力を続ける2人の主人公に同調、没頭する序盤。
    物語はそこからさらに展開を見せ、30年近い時を経た第二部で繰り広げられるドラマに至るまで、飽きずに読者を掴み続ける。
    とても2時間では描き切れないだろうが、アクション性にも富んだこの壮大な流れはいかにも映像化向きのようでもあり、つまり視覚的なヴィジョンも明確に頭に浮かんでくる類の小説だ。
    個人的には、終盤の活劇がほんの少しだけ好みでない部分があるかな、という感じもしたが、文句

    0
    2016年05月03日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    割と関係にもえつつも、
    もし友人を置いてくることがあったら、至急且つ速やかに助けにいくべし、と思いました。
    深夜プラスワンを読みたくなる雰囲気。

    0
    2016年05月23日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの作家にとってナチスドイツものは一度は取り組まなければいけないテーマなのかも知れない。どれだけのナチス党員が戦後前身を隠して安穏と暮らしていたのだろうか。

    0
    2016年01月27日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第1部は汚いし残酷だし、読むのが辛かった。裏表紙のあらすじがなかったら、読み切れなかったかも。
    第2部からも、ひどい暴力でどうなるのか先が気になるから、読み続けたけど苦痛だった。
    恐怖にさらされて生きていくことが、心に いかに悪く作用するのか分かった。
    ジェイムズとペトラが今後幸せになればいいけど。

    0
    2015年10月28日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特捜部Qの作者のデビュー作。第二次世界大戦中にイギリス空軍のパイロット2人が不時着したドイツで精神病院に偽患者として隠れて過ごし、一人だけが脱出に成功。そして二十数年が経った後の物語。
    スリリングなアイデアと予想もつかない方向に展開するストーリーは素晴らしい。相変わらず名前を覚えるのが苦手なのが悪いのだが、登場人物たちが本名以外に偽名を持ってたりするので本当にややこしい。途中で人物を特定するのを放棄したので、やや面白さを味わうことができなかったかも。
    七四式銃にまつわる話は、まさか東の果ての国で、文化教養溢るる自国の小説が読まれるとは思ってもいないからああいう描写になるんだろうな。少し悲しい。

    0
    2021年09月29日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    設定にちょっと無理を感じるけど
    読むに堪えないほどの理不尽さ
    もちろん戦争中とはいえ
    これでもかと言う虐待
    タイトルにも違和感
    やっぱりQが・・・

    0
    2021年09月22日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    ユッシ・エーズラ・オールスンのデビュー作。
    ナチスの精神病棟を描く前半は、結構しんどかったかな。
    第2部は1970年代になっての話だけど、
    すこーし粗いように思う。
    全体的に、も少し緻密に仕上げればよかったかな~と思う。

    0
    2019年11月05日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    11月-7。3.0点。
    第二次大戦、イギリス人兵士が、ドイツで撃墜され逃亡。
    ドイツ兵になりすまし、精神病院へ。
    ふたりは親友だが、ひとりは脱出、ひとりは置き去りに。

    第一部は戦争から精神病院。非常に重苦しい。
    第二部は戦後、脱走後。第二部から進みがはやく、一気読み。

    重かったな。

    0
    2017年11月20日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    人気シリーズを抱える著者のデビュー作と云う事と、
    面白そうなあらすじにまんまと乗せられてしまいました…
    そう、フィクションのエンタメ小説と云うのを
    楽しめば良かったんですよね…
    ちょっと期待しすぎてしまいました。
    自分の好みから云うと星2.5位なんですが…すみません。

    読み進めつつ「それちょっとどうなの」とか
    冷めてしまう点多々ありまして。
    後半も、女性の愛情&友情と云えば綺麗なのでしょうが…
    うーん(苦笑)

    病院に偽患者として潜り込む辺りまでは
    すんなり楽しめました。
    終わり方も印象的で良かったです。

    0
    2017年01月11日
  • アルファベット・ハウス

    Posted by ブクログ

    2016.09 拷問、監禁と相変わらず?のオールスンさん。途中は面白かったが最初と最後のパートはちと長かったかな。

    0
    2016年09月22日