亀井聡彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
Web3.0の技術はよくできているなと感心です。これまで、ゲームやアート=Web3.0と考えてましたが、ほんの一面に過ぎないとわかりました。DAOは、これまでの資本主義オンリーの世界が変わるのかもしれない、と大きく衝撃を受け、新しい組織のあり方をこれからも勉強していこうと思います。Webの話なのに、コミュニティの話になるのも不思議です。今時代が変わる過渡期だと思います。この本は、導入としてわかりやすかったです。まだ意識が高い人が注目しているだけで、社会には浸透してないと感じます。おわりにで、まずはメタバースを触ってみることだと著者がいっていたので、体験してみます。
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Posted by ブクログ
Web3の構成要素である、NFT(Non Fungible Token)「非代替性トークン」、メタバース、Defi
(Decentralized Finance)「分散型金融」、GameFi(ゲームファイ)「ブロックチェーンゲーム」、ソーシャルトークン、DeSci(Decentralized Science)「分散型サイエンス」、ReFi(Regenerative Finannce)「再生金融」を事例を挙げての説明が結果としてWeb3を具体的に説明していてとても良かった。Web3はGAFAなどのような企業が独占しなくなり共創・共有(コモン)のとても民主的なWebになるというのは定説ですが、「人 -
Posted by ブクログ
WEB3の世界では、それまでインターネットの恩恵に預かってきたGAFAの様な大企業から、個人が主体になって世界に関わっていくという。
それを可能にしたのが、プロックチェーンの技術、スマートコントラクト。そこから得られるトークンを活用することで、展開されるサービスに影響力を与えることになる。結果的に公共的なサービスとして拡がっていくとのこと。
独占的な企業のサービスから、多数決による民主的な社会を目指すことになるのでしょうか。トークンを独占的に取得する企業なり、団体が登場したら、結果的に変わらない部分もあるのかなと感じたりしました。
メタバースやNFTの世界は、今後どのように展開していくのか気に -
Posted by ブクログ
◯インターネットがデータのやりとりをするパイプだったものが、データを貯めて処理までできるようにアップグレードしたと言ってもいい。(35p)
◯つまり、web3は世の中のすべての独占されたシステムを、分散型で、中央集権的ではない公共財に変えていこうとするムーブメントなのだ。(212p)
★第三者の手を借りず、相手を信用できるようになった。それは革命的なことではあるけれど、今すぐに切迫した問題はないため、革命はなかなか進まない。
★とは言え、この有限の地球の上で、いつまでも成長し続けるわけにはいかないのだから、いずれ資本主義経済は終わりを迎える。その時の組織の形は、DAOなのではないだろうか