ドロシー・キャンフィールドフィッシャーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
赤ん坊のとき両親をなくし、おばさんに育てられたベッツィー。おばさんは生真面目で、きちんと子育てをするために子育ての本ばかりを読むようになって、危ないことはなんでも先回りをして遠ざけようとする。
そんななか、大叔母さんの病気が判明して、おばさんは母親である大叔母さんにつきそうことに。ベッツイーは、またべつの親戚にあずけられることになって、バーモントの農場でくらすようになる。
話の展開は『赤毛のアン』などとよく似ているけど、それなりに独自の味わいがあって、とてもよかった。読みながら「モンテッソーリっぽい」と思ったら、ほんとうに作者はモンテッソーリと直接会って、大きな影響を受けたらしい。でもお題目的なところはちっともなくて、物語として魅力的に語られているところがいい。
最後、おばさんが迎えにくると知ったときの心のふるえ。悲しいんだけど、おばさんが自分を深く愛してくれたことへの感謝の気持ちも持ち合わせていて、ベッツィーはなんてりっぱな大人びた子なんだろうと、目頭が熱くなってしまいました。
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自分のレビューをアップしてから他の人たちの感想を読んだら、熱く語っている人が多くてなんだかうれしくなってしまった。
それから、書き忘れたけど、佐竹さんの挿絵もほんとうにすばらしい。物語をすみずみまで繊細に表現している。もろもろあいまった、いい本です。 -
Posted by ブクログ
赤ちゃんの時に両親を亡くしたベッツィーは、町でハリエット大おばさん、その娘のフランシスおばさんと一緒に暮らしていました。おばさんたちはとてもやさしい人で、通信教育で子供の育て方を勉強したり、ベッツイーを守るために学校への往復も手をつないで一緒にいったり、怖い夢をみたらかならずかけつけたり。しかし大おばさんが病気になり、ベッツイーは田舎の農場に行くことになります。
農場では、いきなり荷馬車のたずなを持たされたり、朝も起こしに来てくれなかったり、とこれまでとは全く違う生活。
ひさしぶりに、読書していて泣かされました。
後半で語られる、いつもボロボロな服を着ているライアス少年のお話。彼にたいして子供たちが一生懸命になって行動して考えて、胸がいっぱいになりました。
当時の学校の様子や、バター作りだとか、森の感じ、家畜の品評会なども描かれていて、その場面や、家の様子、農場の風景が思い浮かぶよう。
暖かい農場の家族とのふれあいで成長していくベッツイーの姿も見事に描かれている。
100年以上も昔に出版された物語なんですが、古臭さなんてなくて、色あせず、とても楽しめます。名作です。 -
Posted by ブクログ
ちょっと教育的指導(笑)が入りすぎている気がしたので
三ツ星ですが、ほんと、悪くはないです。
両親に先立たれたベッツィーはおばさんのところに預けられます。
おばさんはベッツィーをこき使い、意地悪三昧・・・
ということはなくて、とっても親切に、心を砕いてお世話をしてくれます。
けれどもベッツィーは、すぐ泣く、弱々しいやせっぽっちに育ってしまいます。
そんなおばさんのところから、
下品で荒々しいとおばさんが忌み嫌う田舎の農場の親戚のところへ
行かなくてはならなくなったベッツィー。
田舎暮らしで心も体もメキメキ丈夫になるっていう話しです。
子ども自身が持っている力を伸ばすのが教育、
というとても大切なことが書いてあるのですが、
いかんせんその辺があまりに教育的配慮にみちみちていて、
大人はちょっとシラケてしまうかな。
子どもたちはそれほど気にしないで楽しむと思う。
なかなか勇気を持って行動できない女の子の励ましになるかも。 -
Posted by ブクログ
おばさんたちに大切に育てられたベッツィー9歳半が田舎の親戚の家に預けられて
自分で考えることや恐れずやってみることを学ぶ話。
フランシスおばさんに悪気は全くなく、むしろ愛情でいっぱいなんだけど、
新しい環境でベッツィーがどんどん立派に、イキイキと成長していく様子が面白かった。
守るだけが、なんでもやってあげちゃうのがいいことじゃないんだなぁ‥
なんとこの話、1917年の本なんだってあとがきに書いてあってびびりました。
確かに時代設定は昔だけど、訳は新しいし、100年ちかく昔の話だとは思わなかった!
いつもながら佐竹美保さんの絵はすばらしい!