石井徹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少年マガジンの編集者による漫画解説。数多くの大ヒット作を輩出しているだけに説得力がある。『ワンピース』や『はじめの一歩』の分析も頷ける。『ワンピース』は作者がヤクザモノも好きそうなので親分の個性よりも子分の個性を強くして持ち上げるように輝かせるというのはあり得ることだ。ヤクザものでいうと『代紋take2』も同じパターンぽい。『はじめの一歩』の一歩の仲間理論も分かりやすい。一歩、鷹村だけだと一歩を立たせるために鷹村の魅力が弱くなるが間の存在として木村と青木を入れたのは正解だろう。2作品とも異例といえる超大作と化しており読者が当初の少年読者が中年か老年になってしまう。その辺りの分析もして頂きたかった。
『ビーバップハイスクール』の成功とかも興味深いが詳しい掘り下げがなかったのが残念。
漫画以外を読んだ方が良いというのはその通りだと思う。『こち亀』の作者は日本経済新聞から題材を選んでいたし。 -
Posted by ブクログ
参考になる部分も色々あったけど、少年漫画にフォーカスした話が多くて、他のジャンルの方が気になっている私はぶっちゃけ途中で飽きた。まあ読者数的に少年漫画で最強の作品を作るのがいちばん売上につながるだろうし、著者の配属的にも仕方ないのだろう……あと言っていることは最もなんだけど、棘があるというか、その一言必要だったかな?と思う箇所がいくつかあり、それも読んでいてややストレスだった
とはいえ参考になった部分
・嫉妬や恐怖がリアルな悪役は悪として機能しやすい
・知識の記憶より感情の記憶
→徹底的に調べて、いったん忘れて、虚心坦懐に新しい作品をつくる
・面白い企画は文章にせず口頭で話しても面白いはず
→企画として箇条書きするのではなく、自分の頭で物語を映像化してみる、それを文章にする
・漫画は1人で読むという前提
→ふだんは隠された/抑圧された読者の本音にハマる作品が売れる
・漫画以外の引き出しが多ければ多いほど画期的なアイデアは出やすい
・ヒットするためには漫画好きだけでなく、まあまあ漫画が好きな層をうまく取り込むのが重要